TOP/海外インターン体験談(タイモブログ)を読む/イスラエルの体験談:インターンシップを通して学んだこと
こんにちは、Yukariです!
私は今年(2021年)の8月から約3か月間、オンラインでイスラエルの団体でのインターンシップに参加させていただきました。
目に見えるほどの大きな成果というのは出せませんでしたが、今回の経験を通して学んだことがたくさんあったので、みなさんに紹介したいと思います!
① 日本人は時間に厳しい?
日本ではオンライン・オンサイトかまわず会議開始10分前、あるいは5分前に会議会場でスタンバイしていると思いますが、イスラエルでは開始時刻から数分遅れて会議が始まることがしばしばありました(※いつもというわけではないよ!)。
ちなみに調べたところ、日本やドイツ、スイスは時間に厳しい国とされているようです。ただ、どうなのかな?私のまわりには時間にルーズな日本人がたくさんいるので、一概に時間に厳しい人が多いとは言えないです(富山県民が勤勉だと言われているのが本当に不思議です)。時間に厳しい人は、時間を守ることで相手に誠実さを示そうとしているのだと思います。
もし遅刻している人がいても、やっと相手と会えたときに「Hi! How are you?」と寛大に接してあげるのがベストだととらえております。
② イスラエルでは会議でみんな言いたい放題?
とかく最初のころは「私、どこで話せるのだろう…(;´・ω・)」と思ったほど、会議ではいろいろな人が発言します。業種によりますが、イスラエルでは「私は~~ができます」というのを提案して各自仕事に取り組むのが通例なのだと学びました。プライベートだけでなく仕事においてもアイデンティティを大事にするのだなあと感じました。日本だと、自分の性格上の強み・弱みを仕事に反映させようというのがありますが、イスラエルでは自分ができること(PC操作など具体的なもの)をそのまま仕事に反映させるようです。
③ イスラエルのお正月は9月 or 10月!
連絡をとっているSNSグループで突然、フルーツの写真に「Shaná Tová」と書かれた写真が送信されたので翻訳すると「Happy New Year!」と出てくるわ、現地の方々がホリデイモードで旅行や晩餐を楽しんでいらっしゃるわで、一瞬「今、9月だよね?」と思いました(笑)。
「おお、イスラエルは正月が年に2回もあるのか!」と思われた方、ブー!イスラエルは年末年始(12/29~1/3)はふつうに学校や仕事があるそうです。また、イスラエルにはB'nai Mitzvahと呼ばれるユダヤ教の成人式(男子は13歳、女子は12歳→おそらく二次性徴と関連していると思われる)も行われており、その年に成人を迎える人は故郷で時間を過ごすのが通例なのだそうです。人口の7割以上がユダヤ人であるイスラエルでは、ユダヤ教特有の文化が強く根付いていることを知りました。
ユダヤ教に限らず、海外の人と仕事をしたいときに「彼は今、バカンスです」と返される可能性があります。したがって、海外の仕事においては相手の都合をよく知ることが大事だと学びました。
④ 英語は4技能すべて大事!
現地の学生さんと話すこともあったのですが、言葉がうまく出てこなくて苦戦しました。…ああ、なんてこった。今までの英語学習は何だったんだ…(/ω\)
要因としては…
・緊張していた
・自発的に言葉が出てこない
・言い換え表現に慣れていない
というのがあり、日本の英語教育でスピーキングが重視されないのも原因のひとつなのではと感じました。とりわけ海外の仕事においては自ら発信するタイプのものが多いので、メールや電話応対に必要なリスニング・リーディングだけでなく、ライティングやスピーキングの力も伸ばしていく必要があると痛感しました。たとえTOEICのスコアが高くても、だからといって海外で仕事ができると思いこむのは危険だと思いました。ただ悪いことばかりというわけではなく、今回の経験を機に英語学習に励むようになりました。継続は力なり。
⑤ イスラエルも日本もスタートアップが熱い!
イスラエルのスタートアップ企業について調査する機会があったのですが、たくさんありすぎて探すのに一苦労しました。また日本も負けじとスタートアップ企業がたくさん存在するので、両国の企業間でコラボレーションができないか、現地の学生さんと話し合っていたのが思い出深いです。
ちなみに私の地元富山にもスタートアップはいくつか存在します。先日の新聞に、再生医療で大学とタッグを組んだ富山発のスタートアップ企業の紹介がありました。スタートアップの事業領域は IT、無人化、サステナブルフード、再生医療、バイオテクノロジー、…と多岐に渡ります。イスラエルと日本は似たような事業を行っている企業が結構存在するので、お互いにコラボレーションする機会がもっと増えることを期待しております。
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インターンシップをふりかえって
学校での研究活動が忙しくなったこともあり、3か月間の短期間ではありましたが、今回のインターンシップでたくさんの人と出会い、さまざまなことを学べました。本当にありがとうございました。留学や旅行といった海外経験がなく、昨年度に待ち望んでいた海外インターンシップがコロナでおじゃんになり、それでも海外との交流がしたいという思いから参加したオンラインインターンシップ。これで終わったわけではありませんし、今回の経験を通して新たにやりたいことが増えました。来春から私は社会人となりますが、時間を見つけて今までできなかったことや、これからやってみたいことに挑戦していきたいと考えています。
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