TOP/海外インターン体験談(タイモブログ)を読む/マレーシアの体験談:マレーシアでのビジネスリスク
日系企業がマレーシアでビジネスを行う際のリスクについて商慣習と絡めながらまとめてみました。
1.ブミプトラ政策
2.多民族国家
3.従業員のモラル
ブミプトラ政策とはマレー系の人々を経済的に優遇するマレーシアの経済政策です。この政策がマレーシアでビジネスを展開していく上で大きなリスクとなることがあります。例えばマレー系の資本が半分以上入っていないと政府からの補助が受けられなかったり、株主や取締役にマレー人を一定数置かなければならないなど、多くの制約があります。このことを理解していないと現地で思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
マレーシアはマレー系、中華系、インド系とその他いくつかの少数民族からなる多民族国家です。それぞれの民族性を大まかに把握しておくことが、雇用上のリスクを回避することにつながります。例えば、中華系の人々は仕事の中でお金が非常に重要であり、給料が上がらないとすぐ転職してしまうような傾向があり、逆にマレー系の人々は人間関係や働きやすさを重視するというようなある種日本的な働き方をするような傾向が見られるそうです。もちろん民族関係なく個人差はありますが、特徴を把握しているかどうかで雇用上のリスクを減らすことは可能です。
また、解雇の際の暗黙のルールが存在し、新しく入社した社員から解雇するというものがあるそうです。
日本とは決定的に違うのが従業員のモラルです。採用したのに連絡が途絶えたり、地位を上げた途端に威張ったり、会社のお金を持ち逃げしたりと日本ではなかなかないようなことが起こり得ます。従業員の教育は他国でビジネスを行う際にはとても重要で難しいところですが、いかにマニュアルを駆使し、現地に合わせた教育を行うかが鍵となってくると思います。
簡単ではありますが、以上がマレーシアでのビジネスを行う上でのリスクです。マレーシアに限らずどこの国でも言えることですが、「自分の国で成功したビジネスモデル」や「自国の常識」を現地にそのまま持ち込むと高確率で失敗するかと思います。どんなビジネスでも現地の風土に合わせて取り組む「現地化」が他国でのビジネスにおいて重要なのではないでしょうか
RJ
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この海外インターン体験談(タイモブログ)のインターンシップ情報 2017年に9月に設立したマレーシア日系法律事務所でのインターンシップ
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