タイモブでは、これまで1,600名以上の方が世界へ挑戦し、今この瞬間も世界中で活躍しています。
ー誰かの挑戦は、誰かの挑戦になるー
ということで、世界中で様々な活躍をするタイモブ生を紹介し、切磋琢磨するきっかけを生むべく、世界中で奮闘する方々の中からタイモブMVPを選出させて頂いています。
記念すべき「第5回タイモブMVP」は、・・・
ガーナのパン屋さんでのインターンに挑戦した、武内輝人さんです。
武内さんプロフィール
愛知県出身
滋賀大学経済学部4年
金融ゼミに所属し、地域金融機関について研究
飲食店のアルバイトを2年半経験
「武内さん!タイモブMVP受賞おめでとうございます!」
武内さん「自分の挑戦を評価してもらえて素直に嬉しいです。ありがとうございます。」
ここからは、見事「第4回タイモブMVP」に選ばれた武内さんのインタビューをお届けします。
ー海外インターンに行ったきっかけを教えてください
充実した大学生活を送っていたのですが、就職活動で自分自身を振り返った時、これまで困難を避けて生きていて、流されやすい性格であることに気がつきました。
そして、このまま社会人になったら、なんとなくの人生になってしまうのではと危機感を持ったのです。
そんなのは嫌だと思い、どうすればいいのかを考えました。
”自分はどうなりたいんだろう?社会ではどんな人材が求められているんだろう?”と考えた結果「英語と問題を発見し、解決する力」が必要なのでないかと思ったのです。
そして、その二つを身につけられるのが、語学留学や海外インターンなのではないかと考えたのです。
そう思ってから1年間の休学を決め、なりたい自分になるために行動することにしました。
実は元々英語はとても苦手で、大学3年生の時のTOEICのスコアは380点でした。
まず、2018年3月から3か月間、フィリピンの語学学校に通い、徹底的に英語の勉強をしました。
英語を勉強するのは好きではなかったのですが、目標があったので頑張ることができたと思います。
フィリピンの留学を経て、TOEICのスコアは730点まで上がりました。
そこで少し自信がついたので、2018年7月から4か月間、カナダの語学学校でビジネス英語を学んできました。
ここではグループディスカッションやプレゼンテーションを中心とした授業を受けて、英語のアウトプットができるようになったと思います。
ビジネス英語も取得してさらに自信がついたので、身につけた英語で実際に働くという経験をするために、2018年11月から2か月間、ガーナでインターンをすることに決めました。
このインターンを選んだ理由は、とにかく日本人がいなくて甘えることのできない環境に行きたいと思ったからです。
また、元々新興国にも関心があったので、その2つの希望を叶えられる、ガーナのパン屋さんでのインターンに行くことにしました。
ーインターン内容を教えてください
ガーナのパン屋で以下の3つの業務を行いました。
1、調達・生産・販売・経理の一連の業務補佐
2、販売・配達の効率化
3、アントレアフリカへの記事投稿
特に力を入れたのは、2の販売・配達の効率化です。
販売ルート・顧客に関するデータの収集・分析に取り組みました。
具体的には、地図アプリを駆使し、販売エリア・ルートを見える化し、比較することで被っていた販売エリアをうまく住み分けることに成功しました。
そのため、僕のチームでは毎日2時間ほどの時間を効率化することができ、その時間を新規顧客開拓に使うことができるようになりました。
ガーナでインターンを始めた時は赤字であった販売部門も、この効率化の効果で黒字化することに成功しました。
ーインターンで印象に残っていることを教えてください
実は、業務の効率化のためにガーナ人の社員さんに対して、販売エリア・ルート変更の提案を行なった時、すぐに同意を得られた訳ではありませんでした。
その時は、限られた期間の中で成果を上げたいと思ってインターンに行ったのに、話を聞いてもらえず悔しい思いをしました。
自分は間違った提案をしていないと思うのに、何故受け入れてもらえないのだろうと考えたところ、信頼関係が問題だったのです。
いきなり日本人がやってきて、現地の社員に問題提起や改善を求めてもすぐに受け入れてもらえないもの無理はありません。
この時は自分だけで解決しようとせず、すでに信頼関係を築いている日本人オーナーと一緒に現地の社員さんと話すことで、提案を受け入れてもらうことができました。
物事を伝える時は、内容以上に伝え方や信頼関係が大切なんだということを学びました。
ー海外インターンを終えて感想を教えてください
振り返ってみると、海外インターンの間ずっと考え続けていたと思います。そのため、考えるという癖がついたと感じます。
また、元々は流されやすい性格でしたが、今回の経験を通して自信を持つことができたからか、周りの意見に流されることなく、自分の意見も持つことができるようになったと思います。
日本人0のガーナという地に飛び込んで、自分には価値観が異なる人とも仲良くなり、他の価値観を受け入れることができるという強みがあることも発見できました。
この海外インターンを通して成長できたという実感があるので、挑戦してよかったと思います。
ーこれから海外インターンへ挑戦する後輩にメッセージをお願いします
とにかく行動に移すことを重視して欲しいと思います。100%の自信がなくても、行動することでその先が見えてきます。
僕は行動してよかったので、これから挑戦する人もそうなればいいなと思います。
僕はこれから就職活動をする予定なのですが、それが終わったらまた別の海外インターンへ挑戦することも考えています。
ーインタビューを終えて
武内さんのお話を伺う中で印象的だったのは、一歩ずつ確実に進んでいっているということでした。
なりたい自分や目標を持った時、今の自分とのギャップが大きく、行動することができない人が多いのが現実だと思います。
しかし、武内さんは「英語と問題を発見し、解決する力」を身につけたいと考え、2度の留学と海外インターンへの挑戦と、段階を踏んで行動されました。
一歩一歩地道に行動するには継続力が必要ですが、武内さんはその力がありました。 言い訳することなく行動ができるというのは武内さんの才能です。
事業の黒字化という大きな成果をあげた武内さん、これはそれまで積み上げてきた努力によって成し遂げられたものだと思います。
今後就職活動をされるということですが、その中でも進化されることでしょう。応援しています。
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