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行動の着眼点を変えると成果を出す確率が変わって来るという話。

YU
  • 2016/12/10 00:00
  • インド
  • 営業,社長直下
  • インターン前

イーロンマスクも行っていますが確実に仕事で成果を上げていく為には行動の量を増やし結果を出す確率をあげて行く必要があります。


しかし作業的にただ同じ行動を繰り返しているだけでは確率を上げている事にはなりません。求められる結果との距離感を認識しながら常に行動を改善して行く努力が成果の確率を上げるためには不可欠です。


確率を上げるには結果に対してのアプローチの方法を行動量に比例して変えて行く必要があります。粘り強く一つの方法を試すにしても切り口を変えるだけで業務の流れを塞き止めていた問題が一気に解決する場合があります。

 

成果の果実を確実に手に入れる為には、行動の方向性が問題解決に向いている必要があります。


目標を定めて目標までのステップを細分化し具体的に戦略に落とし込んで行動したとしても早晩問題は発生しますし、そもそも行動したことによって得られる結果についてそれが良いものであっても悪い物であっても、その理由や問題点を突き止め常に疑問を持つ姿勢が欠けていれば検証や改善の余地が無く成果を上げる範囲は極めて限定的になります。

 

問題解決という行動には問題を見つけ出すという視点が必要です。

 

しかし問題を自ら見つけ出すということはそう容易いことではありません。自らの思考で得られた結果に探りを入れて仮説と検証を繰り返さなければならないからです。系統立てて業務のプロセスを、測定可能な基準や指標を元に管理できる仕組みを作らなければ、いくら改善を意識しても成果の伸びは鈍化すると思います。

 

この仕組みを作る目的は客観的に状況判断を行い自分自身に対して、冷静にフィードバックを行う事です。特に数値化されたデータを元に行うフィードバックは、例え第三者からのフィードバックを貰わなくても、自ら問題の本質を見つけやすくなります。またフィードバックで得られる問題の本質は仮説を練る為の重要な指標になり、ポイントを絞って行動戦略を立てることが可能になります。

 

つまり無駄な行動をコントロールして出来る限り成果にフォーカスした行動に集中できるようになるということです。


ソフトウェア工学者であるデマルコ氏は"計測可能なものは改善できる"と言及しています。

 

多くの企業では計測可能な指標として売上の数値を目標として設定し、個人の業務成績に反映してフィードバックを促しています。ただ売上を上げるプロセスで発生する種々の問題は売上の増減からは発見することが困難なものも多く、その問題を発見する為の基準は自分や第三者からの評価が主体だったりします。


抽象的な評価をより具体的なデータにするには、数値目標を達成した前例の情報を参照して地道に相違点を探り具体的な行動基準を設定し、自分の行動を必要に応じて分類し、それぞれ段階的に数値で評価します。こうすることで自分の行動の傾向が把握しやすくなり問題点を具に発見する事が出来ます。


ただ系統立て業務のプロセスや結果を管理する仕組みをいきなり自分の業務に根付かせるというのはとても難しいです。問題の分析に傾倒するあまり行動がおろそかになったり、フィードバックを得る過程で行動計画に多くの選択肢が生まれ迷いが生じて行動の絶対量が制限されてしまったりします。アウトプットの量が減ればそれだけ成果を出す確率は減ります。


問題を発見し、フィードバックを得て、仮説を立て、行動に移すという一連のサイクルを効率よく自分の業務に落とし込むための最も簡単な訓練方法はこのサイクルを自分の生活に落とし込んで身近な事から小さな改善を図るくせをつけることです。こうすることで問題解決に対して無駄に構えて考えることなく系統立った思考を簡単に根付かせる事が出来ます。


私の場合はメモ帳を使ってひたすら脳裏に浮かんだ問題点や考えをその場で書きなぐって、必要に応じてエクセルを使いその情報を分類して一定の基準を設定し点数をつけたり、フィードバックを書き込んだりして逐一自分の行動を評価していました。

 

普段から思考を鍛えていればかなり効率的に本質的な問題にフォーカスすることができます。


自分の行動を自分で管理するというのは非常に窮屈なことですが、自分の業務で成果を上げるためにまず問題解決のプロセスを日常生活に組み込んでみてはどうでしょうか

YU

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