タイモブでは、これまで1,600名以上の方が世界へ挑戦し、今この瞬間も世界中で活躍しています。
ー誰かの挑戦は、誰かの挑戦になるー
ということで、世界中で様々な活躍をするタイモブ生を紹介し、切磋琢磨するきっかけを生むべく、世界中で奮闘する方々の中からタイモブMVPを選出させて頂いています。
記念すべき「第4回タイモブMVP」は、・・・
マレーシアの不動産会社インターンに挑戦していた富山ひなのさんです。
MVP候補者には様々な方が候補にあがりましたが、厳正なる審議の結果、富山さんに決定しました!
富山ひなのさん(写真左)プロフィール
宮崎大学 地域資源創成学部3年 企業マネジメントコース
2018.10から1年間休学
国際交流サークル、ビジネスサークル所属
富山さん!MVP受賞おめでとうございます!
富山さん「ありがとうございます。本当に嬉しいです。」
ここからは、見事「第4回タイモブMVP」に選ばれた富山さんのインタビューをお届けします。
ー海外インターンに行ったきっかけを教えてください
子供の頃から日本地図より世界地図を見ることが好きな子でした。
海外に強く興味を持ったのは、中学生の時にノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさんの本を読んだことがきっかけです。同じ女の子なのに、世界ではこんなにも生き方が違うのかと衝撃を受けたのを覚えています。そこで「世界の教育」というものに関心を持ち始めました。
大学に入り、海外で働くことに漠然とした憧れを持ってはいたため、トビタテ!留学JAPAN(※1)へ「途上国と宮崎県の中山間地域の教育格差をなくしたい」というテーマで応募し、無事に合格をいただき、2019年2月からウガンダへ行くことが決まりました。
しかし、ここで海外で働くってどういうことなのか分からないな、ウガンダへの渡航までに何か出来ないかなと思ったのです。
そこで、実際働いてみようと”海外インターンシップ”にたどり着きました。
インターン先は「とにかく成長したいので成長できるインターンをしたい」と相談して、マレーシアで不動産ベンチャーで働くことが決まりました。
※1 文部科学省が展開する日本の若者の海外留学への気運を醸成する官民協働の留学促進キャンペーン。企業からの寄附により年間約1500名の高校生と大学生に返済不要の留学奨学金を給付する「日本代表プログラム」を提供。
ーインターン内容を教えてください
2018年10月から3か月間、マレーシアで日本人に対して現地の不動産物件を販売するベンチャー起業で営業をしました。
電話やメールで、不動産購入に興味のあるお客さんにアポイントを取り、実際に物件視察を行います。物件購入となれば、契約のサポートも行いました。
ーインターンで印象に残っていることはありますか
私の職場には7人の日本人インターン生がいたのですが、皆とてもモチベーションが高く、切磋琢磨できました。それぞれの目標を達成するために、逆算して綿密な計画を立て行動する姿には大きな影響を受けました。
私は元々不動産の知識を持っていなかったので、インターンを初めて最初の内は金利や銀行システム等、必要な情報をひたすらインプットしました。その地道な努力のお陰で、不動産という大きな買い物をするお客様の意思決定の役に立てたと思います。
また、営業は行動が大切なので、平日50休日70というお客様への接点目標がありました。これは、電話やメールでお客さんにアプローチした数のことをいいます。
私は会社から求められた数を達成するだけでは満足できず、自分で平日100休日140という目標を立てました。究極まで効率化し、メールテンプレート化したり、文章をコピペに見えないように毎日少しずつ変える工夫をしたことで、この目標を達成し続けました。
スタートアップの会社だったので、情報は自分で収集するスタイルで、営業ノウハウなどを探すのに苦労しました。
そのため、自分で考え工夫したことなどをデータベース化し、後々のインターン生も使えるようにしました。私はインターン期間が終われば会社を離れるので、自分の目標を達成しつつ、将来残せるものを作ることを意識していました。
そうやって地道にお客さんとのコンタクト回数を増やし、ニーズに合った不動産物件を紹介し、結果として3か月間で4件の不動産のご成約をいただくことが出来ました。販売価格は合計約1億3000万円になりました。
これが私の3か月の海外インターンシップの成果です。
ーインターン以外で印象に残っていることはありますか
せっかくマレーシアに来たのだからと、現地のミートアップイベントに参加しました。
日本に関心があるマレーシア人と交流し、現地大学の先生や、AKB好きの男性、吉本芸人さんなど沢山の友達が出来ました。その人達に私は日本語を教え、英語を教えてもらって楽しい交流を持つことが出来ました。
また、インターン生仲間と一緒にスカイミラーという場所に行ったことも思い出深いです。
マレーシアの「ウユニ塩湖」と呼ばれる場所で、最高にフォトジェニックでした。
ーこれからインターンに挑戦する人にメッセージをお願いします
21歳で最低価格3000万円の商品を扱える機会はなかなかないと思います。その経験をさせてもらえるのはインターンならでは、スタートアップならではではないでしょうか。
私の学部では初の休学が私であり、ハードルは高かったけどやってよかったです。一つ何かに挑戦したら道が開けたように感じます。そういう自分が楽しいし、将来もっとこうしたいという展望が見えてきました。
今ある仕事がAIにとって変わられる時代に、自分で考え生きる力を付けるためにも、時間のある学生のうちに本当に自分がやりたいことをやるべきと思いますよ。
ーインタビューを終えて
宮崎大学に通われている富山さん。周囲には海外インターンに挑戦する友達はいないそうです。それでも、ご自身で決断して、海外インターンシップに挑戦されました。
周りと違う選択をすることは勇気がいることかもしれません。しかし、その先に納得のいくやりたいことがあるのなら、思い切って挑戦してみてはいかがでしょう。
富山さんのように未来が開けるかもしれませんね。
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