TOP/海外インターン体験談(タイモブログ)を読む/インドの体験談:知らなかった!インドの食事情!
基本的にインドは菜食主義!
なんと、インドのマックにはビーフメニューがありません。
「宗教のるつぼ」と言われるインドでは、ヒンドゥー教徒、イスラム教徒、スィーク教徒、ジャイナ教徒、キリスト教徒、仏教徒が混ざり合って暮らしています。その中でも特にヒンドゥー教徒、イスラム教徒、ジャイナ教徒には食事に関して厳しい制約があります。
これは皆さんもご存知ですね?
それでは、インドの中でも人口の多いヒンドゥー教とイスラム教を見ていきましょう。
①ヒンドゥー教
まず、人口の83%ほどを占めるヒンドゥー教徒は、牛を「神聖視」しているため、彼らにとってビーフを食べることは宗教的なタブー事項。厳格なヒンドゥー教徒は一切の肉を食べませんが、多少の肉食はOKとする、それほど厳格ではないヒンドゥー教徒も牛肉だけは避ける人がほとんど。「輸入食材にはビーフエキスが入っていることがあるよね」と、神経質にチェックする人もいるほどです。
②イスラム教
また、世界のイスラム教徒人口第2位(1位はインドネシア)を誇るインドですが、イスラム教徒は豚を「汚ないもの、穢れた(けがれた)もの」としているので、彼らにとってはポークが宗教的にタブーと言えます。
インドでは人口の大半を占めるヒンドゥー教徒と、残りの人口の大半を占めるイスラム教徒の事情により、ビーフとポークがあまりメジャーな食材ではないので、「肉を食べる」となると、鶏肉、羊肉、ヤギ肉などが一般的です。
ベジタリアン(ベジ)の概念はヒンドゥー教によるものであり、ヒンドゥー教の上位カーストは一生涯肉を食べません。ノンベジでも牛(聖なる動物)や豚(けがれた動物)は食べません。もちろん、総人口が12億人もいる国ですから、マイナー宗教の教徒だってものすごい人数がいます。ムスリム(イスラム教徒)が多い地域に行けば、豚は禁忌でも牛肉は消費されていますし、クリスチャン(キリスト教徒)が多い地域では、牛も豚も魚も食べます。実際、南インドに行けばクリスチャンが増える分食堂メニューに「Beef」の文字が明らかによく登場するようになりますし、クリスチャンの多いゴア州ではポルトガル人の影響もあって豚肉カレーが人気です。また、アフガニスタンやパキスタン、中央アジアに近い北部では、ムスリムと遊牧民の風習の影響を受け、羊肉がよく食べられます。鶏肉は多くの宗教で禁忌にならず、インド全体でよく消費されています。
以前であれば、肉類の店は普通のマーケットにはなく、特定のマーケットに行かなければ手に入らないものでした。しかしここ最近では都市部を中心に雨後のたけのこのように増えているスーパーマーケットで、より簡単に手に入るようになってきています。肉とそのほかの食品を同じ店内に置くようになってきたことは、インド食文化にとってもひとつの大きな変化となっています。
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