ビジネスの捉え方を変えに：アフリカの小さな国での２週間

こんにちはっ！　オックーです

 

今回参加したSTARTUP AFRICA IN RWANDAの振り返りをここに少し記しておこうと思います。

 

 

 

 

目次：

 

１、参加した理由、きっかけ

２、現地で感じたアフリカでのビジネスについて

    2-1、政府の関わり方

    2-2、市場規模

    2-3、ビジネスのExit

    2-4、資金調達の難しさ

３、ルワンダ合宿前と後で変わったこと

４、これから何かに挑戦する人へ

 

 

 

【参加した理由、きっかけ】

 

アフリカに１度行ってみたいっ！と言う単純な思いもあったが、大学で経営を学んでいることもあり、アフリカでのビジネスに物凄く興味があったから参加した。特に現在、ICT立国として政府中心となり物凄い勢いで成長しているルワンダの現状や成長度合いを感じたかったのだ。2018年、今この成長の過渡期にあるルワンダだからこそ今見る価値があると思い決断した。更に、今回DMM.Africaの菊池さんが同行してくださると言う情報があり、１人で現地企業を見てまわるよりはるかに効率的で理にかなっていると考えた。

 

 

 

【現地で感じたアフリカでのビジネスについて：金の回りに注目せよ】

 

「1: 政府の関わり方」 

ルワンダでは、IT立国を掲げる政府の方針のもと、IT人材の育成に力を入れており、更に世界銀行の報告書「Doing Business 2017」において、ルワンダはアフリカで2番目にビジネスがしやすい国として高く評価されていると言う事実がある。事実私が見てきた中でも、学習環境が整っている施設や団体があり、ビジネス視察でも小さいビジネスから大きい規模のビジネスまで見てきて、皆とても生き生きとしていた。しかしながら、大統領の一言で国のルールが変わってしまうという危うさがあったり、と悪く捉えると不安定な面がある。現在は国の方針として、ITビジネスの推奨や後押しがあるのでビジネスの創造が活発化しているが、同時に大きなポリティカルリスクが潜んでいると考える。 

 

  

「2: 市場規模」

国の市場規模の要素の１つとなる人口を見てみると1220万人。これは東京の人口1380万人の数字以下であり、しかも国全土に広がっているので規模としては小さいものとなる。もしルワンダでシェア100％の事業が出来たとしてもその企業の収益が飛躍的に良くなるとは限らない。故に、更にビジネスを拡大させたい、収益をあげたいと考える場合はサービスを違う業界に横軸展開させる方法や、ウガンダやブルンジへ展開させる方法も積極的に考える必要がある。

 

 

「3: ビジネスのExit」

ルワンダにはまだ日本のような証券市場がない。日本では一部の起業家はマザーズや東証に上場することを目指している人もいる一方、ルワンダではビジネスを起こす際、事業売買を目指している方も少なくないようだ。上場市場が発達していないと起業家のもとに資金が集まりにくく、更に事業売買をする際に外資系（ルワンダ以外の法人や投資家）に売却してしまうとルワンダ国に金やリソースが落ちて来ず知識等が蓄積されて行かないという問題が浮上してくる。

 

 

「4: 資金調達の難しさ」

日本では銀行から資金を借りる事が比較的容易であり資金繰りがとてもしやすい。銀行からの借入金利が安くて３％なのに対し、ルワンダでは金利が17.5％と非常に高いものになっている。もし４〜５年の長期で借りてしまった場合、金利は100％まで膨れ上がり、日々それ以上の売上を計上し続ける必要が出てくる。政府がどれだけIT立国を他国にアピールしようと、ビジネスの金周りを考えると決して良いことばかりではないと感じる。 

 

 

 

【ルワンダ合宿前と後で変わったこと】

 

「アフリカという国の見方の変化」

まだ日本のようにインフラ等が確立されていないからこそ、そこに大きなチャンスがあると感じた。日本のビジネスモデルをそのまま持って来てローカライズするという方法もあるだろうが、ルワンダだからこその新しい方法やもっと効果的な方法が非常に沢山あり、ポテンシャル豊かな国だと感じた。今回はアフリカの中でも非常に裕福なルワンダ、キガリを見て来たが他のアフリカの地域も自分自らの目で見、感じ比較して見たいものだ。

 

 

 

 

 

【これから何かに挑戦する人へ】

 

「成功体験を作れるまで諦めないこと」

これに尽きると思う。自分の目標を達成するまで諦めずに何度も挑戦し続ける事が大切なのではないか。その過程で、壁を乗り越えたり工夫をしたりする事が出てくると思うのでそれが自身の糧になるはずだ。

 

 

 

【メンバーへ一言】

２週間時間を共にし、ルワンダに浸り、現地の人の課題にひたすら向かいとても濃く充実した日々を過ごせた。毎日目標と反省を繰り返し、他人の良い所吸収できる環境があった事はとても有意義だった。メンバーにとても助けられた２週間で、他人から自分がどのように見えているのかという他人評価も詳しく知れた日々であった。

とても充実した面白い2週間でした、ありがとうっ！

 

 

 

オックー＠ルワンダ

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