TOP/海外インターン体験談(タイモブログ)を読む/ドイツの体験談:東南アジアではなく、なぜドイツ?
Guten Tag!
はじめまして。
今年4月からドイツでSaaS事業のインターンシップをする中島翼です!
初投稿ですが、今回はタイトルにもある通り、
現在注目の集まる東南アジアではなく私がドイツを選んだ理由をお話します
結論から言うと、「ドイツには日本の今後を救う鍵が眠っている!」
と筆者が考えているからです(笑)
本題に入る前に、ドイツについての基礎知識をまとめておきます。
ベルリンを首都に置き、大統領も首相もおり人口も面積も日本と同じくらいの国、ドイツ。
真面目で勤勉な人柄や、自動車が有名な部分など、実は日本との共通点も多々あります。
そんなドイツと言えばと聞かれ、まず出てくるのはウインナーやビールなどの飲食物、ヴェートーヴェンやワグナー、ゲーテといった音楽家や作家など、多様で独特な文化が多いイメージですよね。
そんなドイツですが、ビールを飲みほうけているだけではないんです!
なんとドイツ、この20年間でGDPは2倍に成長しました!
世界順位3位の日本との差は、1997年の2倍から2018年には1.3倍まで縮まったんです。
そんなドイツの経済の屋台骨を支えたのが、政府でも大手企業でもなく
なんと中小企業でした!
もともと日本と似て技術力が高いドイツでしたが、1980年代の東西問題などの混乱で経済が正常に機能しませんでした。そのため「欧州の病人」とまで揶揄されたドイツでしたが、ここから中小企業を中心とした追い上げが始まった
のです。
彼らは生き残りをかけて積極的に海外市場に進出していきました。国の輸出援助もあり国際化に成功して売り上げを
伸ばした中小企業は「隠れたチャンピオン」と呼ばれ、その数は増え全国各地に点在しました。
さらに面白いのは、近場の中小企業同士、お互いが得意な分野を生かして連携したことです。
つまり連携関係が切れると競争力を失うため容易に移転できないのです。それは産業の空洞化を防ぎ、
地域の経済が強くあり続けることを意味します!
ながながと説明しましたが、要するに何が言いたいかというとドイツは中小企業によって成長してきた国、ということです。
ではようやく本題に入って…
日本の今後を救う鍵をドイツが握ってるってどうゆうこと?
それは、ドイツには日本企業の約99%を占める中小企業を輝かせるチャンスが眠っているということです。
近年、人口が多く発展が見込め国内競争力の少ないアジア、特に東南アジアに注目が集まっています。一方日本では空洞化が進み人口は減少し、そのほとんどを占める中小企業も担い手不足などで衰退しゾンビ企業が存在するという状況。
昔から日本は、高い技術力とそれによる安全性や精度が高く評価されてきました。しかし
東南アジアやアフリカなどの発展途上国ではまだまだそこまで高い技術力はいらず、安価な製品が好まれます。
一方で欧州やアメリカなどの先進国に高い技術力を持った中小企業が積極的に挑み連携することで、高い競争力をつけることができるんじゃないでしょうか。日本の経済の屋台骨を支え、成長につなげる影のチャンピオンになれるのではないでしょうか。
まるで自分が考えたことかのように語ってきましたが、とっくの前から日本はドイツに挑戦してきました。
戦後から現在にかけて、製造業を中心に日本の企業が続々とドイツに進出しています。
なぜならドイツが欧州の中心に位置しているからです。その中には中小企業も含まれます。
すでにドイツに進出し競争力をつけている中小の日系企業はいるんです!
しかし、きっとこれも一筋縄ではいかないでしょう。だからこそこの目でその実態を確かめてみたい。
そういった思いでドイツに行くことを決めました!
ヨーロッパには、日本にも取り入れてほしい、と思うものがたくさんあります(トラムや子育て制度など)。
向こうでそういったものに出会えたら、またここに投稿しようと思います!
以上、「私がドイツを選んだ理由」でした。
長々と最後まで読んで下さりありがとうございました!
それでは、
Auf Wiedersehen!
中島 翼
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