愛と挑戦の国、ジョージア

１） インターンシップの目的、挑戦した理由　　

海外に住むという経験を、留学やワーキングホリデーではない形で成し遂げたかったからです。金銭面やビザの取得など様々なことを考慮に入れたところ、インターンシップやボランティアが自分にとって一番実現可能であったからです。

2）インターンシップで実施したこと

実績　ジャパン・ショップの店員として働きました。週に５日＆１日5時間、週休2日制でした。　普段は品出しや接客、在庫管理表の作成、SNSでの商品の発信などを行います。　一番大きな仕事は週末の試食イベントでした。外国のお客様にとって、日本のお菓子や袋麺・お米などは未だあまりなじみがありません。従って、それらの魅力をお客様に知ってもらうために試食イベントを店で行いました。おにぎりや焼きそば、巻き寿司など「手軽で日常的な日本食を伝える」ことは日本人である自分の強みを存分に生かすことができた瞬間でした。

３） インターンシップの目的は達成されたか

自分にとって初めての海外生活だったので、「大きな問題なく3か月を終える」ということは目標の一つでした。それは周囲のサポートや温かい環境に恵まれたおかげで、想像以上に充実した3か月を送ることができました。　また、「日本の家庭料理を伝える」という目的は試食イベントや現地でできたジョージア人の友人に料理を振る舞うことで達成されました。特におにぎりはジョージアでも人気で、街にはおにぎり屋さんもあります。また、興味を持ったお客様にはおにぎりの作り方をその場でレクチャーすることもありました。（友人に出し巻き卵や野菜寿司を喜んでもらえたときは嬉しかったです！）

４） インターンシップで得た事、価値観の変化は何か　
言葉だけではなく、アクションを起こすことを学びました。現地ではお互い母国語ではない英語でコミュニケーションをするので、意思疎通がスムーズにいかないことや何度も聞き返してしまうことが多々ありました。しかし、自分が試してみたことが間違っていれば、スタッフさんたちが教えてくれました。　まず自分が周りを信頼して、行動してみること。　それが正しいかどうかに関係なく、何かしらの学びと次へのステップを得ることができました。

５） 最も楽しかったこと/辛かったこと　
最も楽しかったことはおにぎりの試食イベントを運営した時です。スタッフさんもおにぎりに興味を持ってくれて、「一個ちょうだい！」「私も作ってみたい！」と駆け寄ってくれて、一緒に楽しみました。また、おにぎりを食べるのが初めてのお客様に「美味しい！」と言ってもらえた瞬間は、最高に幸せな瞬間でした。　最も辛かったことは、現地での生活に慣れるまでの最初の約半月です。慣れない言語や読めない文字に囲まれ、どこで何を買えばいいのか分からない、周りに友達がいない…常に心が張り詰めていました。しかし1か月を過ぎたあたりから突然心が落ち着きました(笑)

６） これから何を目指していくか、具体的に実行していくこと
今一番やりたいことのために投資します。　ジョージアでの３か月を経て、仕事もプライベートも「とりあえず何かしらやってみる」ことが自分にいいことをもたらすことを実感しました。自分は来年4月から新社会人になりますが、それで終わりではなく常に自分の野望に貪欲に行動していこうと決意しました。（実際、自分は音楽療法に興味を持っています。帰国前に、関係者に話を聞くためにドイツを訪れる計画をジョージア滞在中に立てました）　また、店での働き方として「絶対、週休2日」「残業はしない・させない」という風潮がありました。現地のスタッフさんは勤務日と休日を同じくらい大事にしています。そのおかげで自分は休日にトビリシ内外を観光したり、外部で趣味のピアノを演奏させて頂いたりすることができました。そのようなプライベートの時間を過ごしてリフレッシュできたおかげか、仕事中は常に充電満タンでした。さらに、休日に出かけたことでできた友達がお店の試食イベントに来てくれることもありました。「良い休日が良い仕事を作る」ことを、今後どこでどのような仕事をするにしても心に留めておこうと決意しました。

７） これから行く方に対してのメッセージ

今もし、気になることはやってみたいことがあれば、どんなに小さくてもいいので行動に表してみてください。「やってみたい」という気持ちを友人や家族に話す、文章に書く、行く国について調べる…本当に「やりたい！」という気持ちがあって行動できれば、そのアクションがあなたを次に導いてくれるでしょう。　行き詰まったら周りに頼ればいいのです。自分が誰かを助けたら気持ちが良いように、あなたの周りの人もきっと、あなたを助けたらよい気持ちになるでしょう。周りに頼れる人がいなければ、私があなたの助けになります。გაიხარე ! (ガイハレ；ジョージア語で「君に幸あれ!」)

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