訪日シンガポール人が重要なターゲットなワケ

Miyu@Singapore

2019/02/11 00:00
シンガポール
企画・マーケティング
インターン前

はじめまして！

今年の11月から約5ヶ月間シンガポールにてマーケティング業務をメインとしたインターンを行う大学2年生のMiyuです。

まず本題に入る前に、なぜそんな先の日程なの？という質問に答えたいと思います。

私は、今年1年間休学をしてオーストラリアのグリフィス大学というところで約8ヶ月観光学とマーケティングを学んでから、そのままシンガポールに移動し約5ヶ月間のインターンを行うという長期留学を行うからです。

なんと1週間後にはもう日本にいません！常夏のゴールドコーストで大学の講義を受けています！

オーストラリアとシンガポールの間で日本に一時帰国するつもりはないので、計14ヶ月間大好きな日本を離れることになります...。渡航直前の今はワクワクとドキドキが入り混じった複雑な心境です。

そんな私はトビタテ留学JAPAN 9期生そしてタイモブ生として長期留学に行くのですが、今回の留学テーマはズバリ

「稼げる」観光業を確立して日本を観光先進国にするです...！

（詳しい内容はプロフィールに載せている個人ブログを参考にしていただければ嬉しいです！）

そんな私が初めて投稿するタイモブログの内容は、「訪日シンガポール人が重要なターゲットなワケ」です。

実は今回私が行くシンガポールは日本のインバウンドにおける重要なターゲット国なんです。その理由として、最近の訪日シンガポール人のインバウンド情報を3つシェアしたいと思います。

①インバウンド需要の上昇

ここ数年で訪日シンガポール人観光客数はどんどん増えています。

日本観光政府局が発表している国籍別訪日外客数のテータによると

2008年：167,894人

2018年：437,300人

10年間で約2.6倍インバウンド需要が高まっていることがわかります。

②平均以上の一人当たり旅行支出

訪日外国人1人当たり旅行支出は155,896円と公表されているのに対して、シンガポールは163,210円と平均以上の額になっているんです。さらに、この数字は東南アジア域では最も高くシンガポール人が訪日旅行にかける額が高いことがわかります。

どれだけの人が訪れたのかも重要ですが、どれだけの支出があったのかも非常に重要なんです。支出が大きければ大きいほど、そこから得られる観光収入が増加し、観光産業に更に投資することができるからです。シンガポールのような旅行支出額が大きい国は今後日本が観光立国として発展していく上で重要なターゲットになると考えられます！

③高リピーター率

意外なことにシンガポールの訪日リピーター率はとっても高いんです！

2016年のデータでは台湾・香港に続く72.5%で第3位！リピーター率の高さは満足度の高さに繋がっています。何度でも訪れたいと考える観光客が増えているということから今後の観光客数の増加も期待できると考えられます。

日本は自然・気候・文化・歴史の面で他国に比べ圧倒的に恵まれています。

対して、シンガポールは一年を通じて暖かい気候のため熱帯雨林等の自然は残っているものの日本のような変化に富んだ景色を楽しむことは難しく、1965年に建国された新しい国であり様々な歴史的影響を受けて形成された国であるためにシンガポール固有の文化や歴史があまりないとされています。

このようなシンガポールではできない体験を日本ではできるということをはじめ、地理的に近いことや近年LCCの参入により日本-シンガポール間の就航数が急増したことが訪日シンガポール人の増加に繋がったと言えます。

今後、シンガポールは日本のインバウンド市場において重要なターゲットになることが予想されます。

私は約5ヶ月間のシンガポールで生活しインターンをしていくなかで、どのようにしてより多くのシンガポール人を取り込むことができるのかを明らかにしていきたいと思います！ここまで読んでくださりありがとうございました！

Miyu

参考文献

JNTO　国籍/月別　訪日外客数（2003年〜2018年）

https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/since2003_visitor_arrivals.pdf