TOP/海外インターン体験談(タイモブログ)を読む/マレーシアの体験談:あなたは何を信じて生きますか?
はじめまして!
3月1日から2週間、マレーシアでの日本語学校にインターンに行かせていただくトモエです!
さて、
本題に入る前に、私自身のマレーシアに関係するバックグラウンドについて書かせてください。
私は、大学2回生に進級する際にマレーシアのマラ工科大学(Univerisiti Teknologi Mara 通称:UiTM)への留学と出会いました。
それは、東南アジアで学ぶ多文化共生とダイバーシティを1学期の間で学ぶプログラムで、
現地の正規生徒と一緒に授業を受けるものでした。
大学の学部で「文化」を専門としたい私にとって、行くしかない!と思うものでした笑
そこで、私はイスラム教徒、ムスリムとたくさん出会いました。
マレーシアには、現在国民の60%以上がイスラム教徒であるとも報告されています。
(外務省2019年2月1日時点)
彼らはアッラーと呼ばれる神を信じて、その神のために、様々なルールを守って生活しています。
(クラスメイトとの1枚です。ヒジャブをつけていたり肌を見せていなかったり、日本人との違いがよくわかりますよね)
例えば、豚やアルコールは摂取しない、1日5回お祈りをする、女性はヒジャブというもので髪を覆い、肌も見せない、結婚していない異性と締め切った部屋で二人きりにならない・・・など、多くのルールが存在します。
彼らと一緒に学校生活を送る中で、ムスリムの習慣や宗教観を日常会話で大変オープンに教えてくれました。
ここからが本題です。(お待たせしました笑)
私が彼らと出会って強く感じたことは、
彼らは明確に何を信じて生きて行くかを決めていて、
そしてそれに誇りを持っている、ということ。
そんな彼らにこんなことを聞かれたことがあります。
「私たちムスリムは、こういうことを信じて生きているけど、あなたはどう?」
「日本にどんな宗教的なイベントがあるの?」
「どんなお祈りしてるの?」
私を含む日本人留学生は少々この回答に悩みました。
日本には、無宗教が存在していながら初詣などの神道の習慣があります。また、キリスト教のイベントのクリスマスも盛大にやりますし、結婚式は西洋のスタイルが多くみられ、葬儀には仏教に倣う方法をよく見ます。
彼らムスリムとは違い、様々な宗教の習慣を混合して生活しているのが
日本人の宗教的特長だと理解をしていました。
この前提がある人へ私たちの宗教観を話すのと、
この前提がない人へ話すのは全然違うものです。
私たちがムスリムの考え方をリスペクトしていたように、
彼らももちろん、私たちのその感覚をリスペクトしてくれます。
しかし、彼らは混合した宗教観が不思議でたまらないらしく、
いくら説明しても「納得」という地点にはたどり着きませんでした。
先ほど書いたように、彼らは1つの神を信じて、その道のみを進んでいます。
私たちは、あるいみ多様化を取り入れて様々な道を進んでいます。
多文化国家と言われるマレーシアの中でも、1つのものを極めてる人がいるということ、
単一国家の日本でも多様な側面があること、
この2つがわかりました。
宗教は、難しく考えがちで もっとセンシティブな内容だと思っていた私は、
オープンに話してくれるマレーシアの人たちに考え方を変えてもらえたような気がします。
ムスリムに限らず、
マレーシアの人たちは自分たちのアイデンティティに誇りを持っている、
素敵な国です。
長くなりましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
トモエ@malaysia
参考文献
外務省 マレーシア(2019年2月1日)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/malaysia/index.html
トモエ@malaysia
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