プロフィール
氏名:奥本充
所属:某水産資源管理会社勤務、2020年青山学院大学地球社会共生学部卒
参加したタイガーモブのインターン/プログラム:
業界をリードする日系商社で新規事業に取り組むインターンシップ
私を表すハッシュタグ:#水産 #水産資源管理 #教育
-タイガーモブのインターンシップに参加したきっかけは何ですか?
「日本の美味しい鮮魚を世界中の人に食べてもらいたい!」というのが当時の僕の夢でした。実現する為に逆算した時に、 1)鮮魚という商品に付加価値をつけて商品・サービス化できる力と、2)アジアというフィールドでビジネスで活躍できる力の2つが必要だと思い、後者にフォーカスしてインターンシップをしようと思いました。
そもそも水産に興味を持ったきっかけとしては、大学2年生の頃に見たテレビの特集番組で日本の水産業が衰退している事を知ったのがきっかけです。また、カンブリア宮殿で、水産業界に風穴を開けるような取り組みをしている羽田市場(株)というベンチャー企業が取り上げられていて面白いと思ったからというのもあります。この会社は簡単に説明すると、水産商品の物流を工夫することで、魚に新鮮さという付加価値を加えるということをやっており、高齢化などで衰退が進んでいる水産業を復興させる、を目的にされていました。
自分のやりたい仕事はこれだ!と思い、物流や貿易を学ぶ為、トビタテ留学ジャパンに応募すると同時に、水産系の貿易を展開しているカンボジアの卸の会社でのインターンシップに応募をしました。
-参加したインターンではどんなことを実施しましたか?
最初は近くのレストランへの営業しか任せてもらえませんでしたが、インターン始めて1ヶ月くらいで実施した地方出張から状況が大きく変わりました。
当時、インターン先の会社は都市部にしか流通網を持っておらず、地方はまだ開拓できていませんでした。「日本の美味しい鮮魚を世界中の人に食べてもらいたい!」という思いがあったため、これをどうにかしたいと思い、企画書を作って上司に提案。「やってみな」とOKが出て、実際に会社として初の地方開拓の出張に行くことに。出張も初、一人で新規開拓営業いくのも初でしたが、結果としては、中国人が経営する日本食料理屋との商談で月3000ドルの契約をとることができました(※カンボジアの新卒給与は300ドルくらいで、この店の客単価は120ドルくらいの高級店)
日本の鮮魚は高級食材なので、高級店でしか扱えません。中国人向けは単価が高いだろうから狙いをつけていたんですが、普通にネット検索しても日本のように情報が出回っていない。どうしようかと悩んでいた所、たまたま中国人向けの現地の雑誌を見つけて、スマホアプリで中国語を翻訳して解読しながら広告を出している飲食店に連絡してアポをとりました。他の社員さんは既存営業で忙しかったので、ある意味自由にやらせてもらえたのが功を奏したかもしれません。
インターン中は消費者側の動き・考えを知ることができたので、帰国後は生産者側のことを知りたいと思い、定置網漁船に乗り漁師さんと漁をしながら彼らの考えを聞いていました。
-ミッション実現に向けての取り組みを教えてください
生産者を守ることで、海の資源を守りたいです。人間が地球と共生する際に、橋渡しをしているのが生産者。生産者はとることはプロですが、売ることに関しては長けていません。どう魚を獲り、どう付加価値をつけて届けるか、そこに注力して価値を発揮したいです。
今は物流の現状をより実務レベルで知る必要があると考え、水産会社に就職し豊洲市場で日々現場を見ています。ここで気づいたのは、産地や漁法以外の情報が見えてこないということ。トレーザビリティがないので生産者のことを把握しきれず、生産者が評価されずらい現状がありました。適当に獲っても、地球に優しい獲り方をしても評価が同じになる、その課題をどうにかしたいです。
また消費者側も、正しく魚の値段がわかるように、魚食文化を絶やさぬように考えや行動も変えていきたいと思い、教育の法人も立ち上げました。こちらは魚メインというより、様々な事に興味関心をもってもらい、なぜ?を育てる教育。知的好奇心を育み、自分で調べて好きを追求してもらいたいです。エシカルな消費を親子で取り組めるようなきっかけ作りが大切かと考えます。
将来やりたいことは、生産者側の魚をとる以外の事をコンサルできるようになりたいです。ストーリー作りやサステナブルな漁法、補助金の申請など生産者のプレゼンスを高める立場になりたいです。生産者を守ることで豊かな海の生態系を守りたい。その為に日々邁進しています。
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