TOP/海外インターン体験談(タイモブログ)を読む/ベトナムの体験談:映画研究部員がおすすめする!ベトナム映画紹介
こんにちは。タイモブインターン生のmamikoです!
私は2023年2月から一年間、ベトナム南部の都市ホーチミンでインターンをします。
今回は、私の鑑賞したベトナム映画を3本紹介します。
ほんの数ヶ月前まではベトナムに行くことになるとは夢にも思っていなかったため、インターンが決まった時点では、ベトナムのことを全く知りませんでした。
そこで、私は映画が好きなのでベトナムを知るためにベトナム映画を見ることにしました。
ベトナム映画と聴いてもピンと来ない方も多いかもしれませんが、実はベトナム映画には国際的に高い評価を得ている作品が多く存在します。このブログをきっかけにベトナム映画を楽しんで頂けると幸いです。
1. 草原に黄色い花を見つける(2015) 監督:ヴィクター・ヴー
舞台は1980年代後半のベトナム中南部の貧しい村。兄弟と少女を中心に起こる日常の出来事をベトナムの自然とともに描きます。
楽しいというよりは、子供ならではの過ちや貧しさ故の苦しみ、別離など切ないシーンが多いです。しかし悲しいだけではありません。この作品では癒されるようなベトナムの田舎風景や水辺などが美しく映されています。
また、なんとも優しくて綺麗な言葉が多く登場するのも印象的でした。特に、thằng cuộiというベトナムの古い歌は歌詞もメロディーもとても幻想的で美しく、大好きになりました。この曲はクオイという男性が魔法の木と一緒に月に飛んで行ったという伝説をもとにしたもので、満月を祝うお祭りでも歌われるそうです。
2,夏至(2000) 監督:トラン・アン・ユン
舞台はベトナム北部の首都ハノイ。旦那と息子を持つ長女と妊娠中の次女、まだ学生の三女を中心に、家族の感情の機微を描いています。ベトナムとフランスの合作です。
こちらはおしゃれ映画を見たい方におすすめです。フランス育ちの監督ならではのおしゃれなインテリアや音楽が使われています。また三姉妹の美しさ、ベトナムを繊細に映した色彩美に溢れる映像も見どころです。
実は三女役のトラン・ヌー・イェン・ケーは監督の奥さん。
監督はベトナム戦争から逃れてフランスに移住したという方ですが、日本でも映画を撮っています。村上春樹の同名小説を映画化した『ノルウェーの森』です。これには水原希子が起用されているのですが、トラン・ヌー・イェン・ケーと彼女はそっくりなんです…!監督の好みが垣間見えます。
3.ベトナムの怪しい彼女(2015)
最後は“笑いあり、涙あり”で多くの人が楽しめる作品です。
韓国映画『怪しい彼女』のベトナム版で、日本や中国でもリメイクされています。各国のお国柄や歴史背景によって設定が変化するので、比較してみると面白そうです。
ストーリーは、頑固で気が強く、周囲からも疎まれるダイおばあちゃんが写真館で遺影を撮影したところ20代の体に戻り、若い頃諦めた歌手になる夢を追うというものです。
コメディータッチを基本としながらも、高齢者の孤独や家族の問題、戦時中の苦労などもテーマとなっています。例えば、舞台はベトナム南部なのに、ダイおばあちゃんは北部の言葉を話しています。これはベトナム戦争を戦うために南下した人が多くいたという歴史に基づいており、ベトナムの人であればすぐに分かるそうです。
また、ダイおばあちゃんはタイン・ガーという実在した女優のファンという設定があるのですが、これには深い意味があります。
1978年、彼女の車に2人の男が押し入り、息子を誘拐しようとしました。彼女は息子を守ろうと必死で抵抗し、そのために夫と共に銃殺されてしまいました。36歳という若さでした。
作品では息子のために自己犠牲を厭わないほどの母の愛が描かれますが、タイン・ガーと通ずるものがあります。
写真館の主人役を演じているのは当時守られたタイン・ガーの息子です。
このような背景を知っていて見ると何か感じ方が変わるかもしれません。
映画紹介は以上になります。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
興味がある映画があれば、是非チェックしてみて下さい。
それでは~
mamiko@ベトナム
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