TOP/海外インターン体験談(タイモブログ)を読む/ベトナムの体験談:1年5か月の海外インターンを経て
こんにちは!
ベトナムで延べ1年5ヶ月インターンをしておりました、まみこです。
今回は私がインターンに参加した経緯から途中経過、インターンから得た学びをシェアさせて頂きます!
長いので、時間の無い方は”⑤これから6か月以上の長期インターンに行く方へのメッセージ” から読んで頂けると嬉しいです。
長期(1年以上)のインターンを悩んでいる方、今インターン中の方の参考になれば幸いです。
①インターンシップの目的、挑戦した理由
私がインターンに来た最大の軸は一言で言うと「成長」でした。
インターン選考を受けていた頃の私は、就活もしておらず留学先も決まっていないというなあなあの状況でした。本格的に就活に励む同期やどんどん海外に飛んでいく同期を見て焦りを感じていました。
そこで、彼らにひけを取らないよう、圧倒的な環境に飛び込み楽しさよりも成長に重きを置くことに決めました。
インターンを選ぶ際の軸は「成長」でしたので、専ら厳しそうなインターンや優秀な人が集まっていそうなインターンを見ていました。
私のインターン先は「本気じゃない人は来ないほうがいい!」というなかなかな強烈な宣伝文句を掲げていました。笑
初めは敬遠してここはないな、思いましたが「いや、本当に成長したいならこうゆう場所に行かないと!」と思い直し応募に至りました。
②インターンシップ中のフェーズ
結果的に1年5ヶ月もインターンを続けました。
その間メンタルや会社での立ち位置に様々な変化がありましたので振り返っていきます。
・2024年2~4月 ~KPIを達成できない病み期~
私は物事を学ぶのに時間がかかるタイプです。記憶力や容量がよくなく、2か月目にKPIを達成した同期達と自分を比べ毎日が苦痛でした笑
今思えばよく辞めなかったなと思うぐらい辛く、食事もほとんど食べられなかったので激やせしました笑
このときのモチベはとにかくKPIを達成することでした。
できない中でもやるべき業務を絶対にやりきる、他の人から吸収する、容量が良いタイプでないので誰よりも時間を投資する、といったことを続けました。
・2024年5~6月 ~KPIの達成の仕方が掴めた安定期~
辛くて辞めたくて仕方がなかった前半3か月ですが、ようやく結果の出し方が掴めました。
社内で2位の成績も収め、「あ、ようやくできるようになったな」と実感しました。
・2024年7~8月 ~仕事を通した成長を見いだせず迷走期~
安定して成績を出せるようになると、KPIさえ達成してればまあいいかと思うようになりました。
そうなると直面する問題が、「もう仕事は習得したのに、このインターンを1年も続けてていいのかな」という揺らぎです。(これはどのインターン生も通りがちで、会社の課題でもあります。)
初めから1年勤務する予定で来ていた私と異なり、同期の中には半年で別のインターンに移る計画を立てている子達もいました。
同じことを続けても成長はなさそう。。。と、別のインターンを探してみたり、先輩や上司に相談したりと日々自問自答していました。
・2024年8月 ~自分が何も成し遂げていないことに気が付いた覚醒期~
ある日、上司をご飯に誘いインターン生活について話していました。
その時に言われたのが、「このままの状態で帰国したら絶対後悔するよ」という言葉でした。
ここではっとしたのが、「自分は何も成し遂げていない」ということでした。
当時の私は成長=業務習得だと思っていました。そのためKPIで社内2位を取ることで出来た気、成長した気になっていました。
今となれば当たり前ですが、インターンの業務をできるようになることは成長でもなんでもありません。
ただ知らなかったことを習得し、できるようになっただけです。
業務という表面的な部分を通してより本質的な部分でできる成長があります。
そういう意味で私は何も成し遂げてないんだなと実感しました。
・2024年10月~12月 ~メンター業務の始まり~
自分がここでできる成長は何か、何にチャレンジすべきなのか考える日々でした。そんなとき、メンターとして新しいインターン生育成に挑戦することとなりました。
人に教えるということはかねてから私が苦手としていたことです。
メンティーがやって来る数ヶ月前から不安でいっぱいでした。
でもだからこそ、他者に業務を教え、一緒に成長するという経験から非常に多くのことを学びました。
初めは自分の中に強い考えがなかった私ですが、この時期に自分が大切にしたいマインドセットを得ました。
具体的には、
・自分が教えることで相手の迷惑になるかもしれないという気持ちで相手にコミットすること
・後輩の壁になり続けること(目標を示し続ける)
です。
既に長尺になっているので、これらを考えるようになった経緯や言葉の意味は割愛します。
ただ他者を教育するという場面では、今後もこの考え方を軸にしていくつもりです。
確固たる意見がなかった自分に、このような考え方が身についたのは大きな変化だと思います。
またこの辺りで私のあだ名にまで変化がありました!笑
初めは「こまみ」とか「まみちゃん」と呼ばれていたにも関わらず、「まみねえ」といういかにも自分がシニアになったことを実感させる呼び名に変わっていきました。笑
・2025年1月~2月 ~レコード記録更新を目指して自分の業務に集中~
ありがたいことに、私のメンティーは超高速で業務を習得し、1月には再度自分の業務に集中することができました。
この時は社内のKPIレコード更新を目指していました。ただ数値を追うだけというのにも疑問があったため、自分が会社で挑戦したい新たな業務についても考えていました。
・2025年3~7月 ~海外チームのディレクションという新たなポジションに挑戦~
インターン先では、海外チームと日本チームが存在していたため、仕事中コミュニケーションを取るのはほぼ日本人でした。
ですが、もっと海外チームと仕事をしたい!という思いを経営層に相談したところ最終的に海外チームのディレクションをする役割を任されました。その決定の前も決定後も、厳しい局面は色々ありましたがその分学びも多かったです。
会社のニーズと自分のやりたいことが一致するという非常に理想的な状況で、自分に出せる価値や今後のビジョン、自分の強み弱みについて考える機会となりました。
③インターンシップの目的は達成されたか、達成されたのであればその要因はなにか、逆に出来なかったのであればそれは何故か
私のインターンシップの目的はざっくりと「成長」でした。
その時から、何をもって成長なのかよく分からずにいました。今思えば私がイメージしていたのは「変化すること」だと思います。(これもまたざっくりしていますが。。。)
この意味で、やはり自分に自信がついたことは最も大きな変化であり、成長だと思います。
これが達成された要因については下記で述べます。
インターンシップで得た事、価値観の変化は何か
インターンで得た最大の収穫は「自信」です。
私は元々何をやっても「私なんて」と思ってしまう自信のない人間でした。
尊敬する上司からは、「まみこには自信をつけて帰って欲しい」と言われていましたが、どれだけ頑張っても自信をつけるなんてほぼ不可能だ、、、と思っていました。
ですが、1年を超える辺りでようやく自信がついたのでした。
その時には、「私ならどこにいっても頑張れる、成果を出せる」と思うようになっていました。1年前と比べると大違いです。笑
これには大きく2つの要因があります。
一つ目は新しい挑戦を多くしたこと。
「人に教える」であったり、「今までに経験がないほど数値を追い求める」「自分のしたい業務をするために上司に相談・交渉する」「新しい業務で様々な壁や悩み、それを帳消しにするほどの成功体験」など、色々経験していくうちに気が付けば自信がついていました。
もう一つは尊敬する上司が何度も私の強みを伝えて下さったことです。
その上司は、何度も「まみこは継続力が強みだ」と言って下さいました。時にはこれまでの私の成績を数値で示して説明までしてくれました。笑
初めはそうかなあという気持ちでしたが、何度も言われてきたことや多くのメンバーから同じ評価を頂いたこと、色々な挑戦や成功を経験したことで徐々に自信がつきました。
④これから何を目指していくか、具体的に実行していくこと、日常をどう変えて行くか
1年5ヶ月仕事に没頭してきた私ですが、これからはキャリアについて考える時間を持とうと思っています。ありがたいことにインターン先からもオファーを頂いていますが、決断する前にもう少し色々な企業や業界を見て、自分にとってベストな選択をしたいと思います。
⑤これから6か月以上の長期インターンに行く方へのメッセージ
タイガーモブでインターンを探している方は、「成長したい!」という気持ちの方が多いと思います。
そんな方に是非お伝えしたいことは、インターン中自分にとっての「成長」を理解し、見失わないことです。
インターンをしていると、新しい業務を覚えることに必死で、成長=業務をできるようになることと錯覚しがちです。
しかしインターンの職種にもよりますが、ハード面よりもソフト面の成長に着目して頂きたいのです。
ハード面とは、
・ショートカットが使える
・todo 管理ができる
・パワポやExcel、スプレッドシートなどITツールに慣れている
・スキルがある(営業、マーケティング、調査などのスキル)
・ビジネスメールを書ける
等
ソフト面とは、
・恐れずに挑戦する力
・やりきる力(GRITと呼ばれる概念)
・異文化への適応能力
・ロジカルシンキング
等
私を含みインターンに来たほとんどの学生はハード面での成長を期待していました。
ですが、これだけを目指していると3か月目辺りで目標は達成されてしまうため、インターンでの成長を感じられずに辞めてしまう方も多くいます。
しかし、特定の業務をできるようになるためにインターンに来たという人はあまりいないと思います。(中には専門性を極めるインターンもあるのでそういった場合は別ですが)
インターン中、業務ができるようになったやったあ!と思った時、「新たなスキルを覚えた」以外に自分はどんな成長をできたのか考えて見て下さい。
業務を習得することはインターンのゴールではなく、むしろこの後どう動きどう成長するかを考えるスタートだと思います。
これから長期インターン(6か月以上を想定)に行く方が、最大限の成長を勝ち取って帰国できるよう応援しています!
mamiko@ベトナム
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