TOP/海外インターン体験談(タイモブログ)を読む/ベトナムの体験談:ベトナム、クリエイティブ・エージェンシーでのインターンまとめ
こんにちは。ホーチミンでインターンをしていたおおかわです。
テーマは、インターンのまとめです。
私は2か月間、
ベトナム・ホーチミンの広告代理店でインターンをしていました。
インターン中は、自分の興味のあることを
フラフラ歩いて探して調べてせっせとブログに書いていましたが、
インターンも終わったので、総括として感想を残しておこうと思います。
◆関わった主な仕事内容
2か月のベトナム滞在中、
幸運にも以前から私が取り組んでみたかった仕事をすることができました。
一重に、あらゆる仕事を私の能力度外視にして、
まずやってみてください、考えてみてください
と積極的に振ってくださった社長さんに感謝しています。
具体的な仕事内容は
・日本の伝統文化を紹介する原稿、動画の字幕作成
・地方自治体の観光誘致
・ファッション系アーティストのサイト紹介翻訳
・ベトナム向け日系企業のPR
・新規コミュニティサイトの立ち上げ
などです。
書ききれませんが他にも色々と仕事をさせていただきました。
仕事の種類や個数には波があると思うので、
2か月という短い期間にたくさんの企画に携われたのは、
ただ単純に運が良かったなと思います。
何よりそれぞれの企画に色んな人の思いが詰まった意図があり、
またその背景には重要なデータや資料があって、
それらに仕事という理由で触れる機会をいただけて貴重な体験でした。
もちろん、意図を解釈する自体難しいし、
解釈の前にデータや資料の読み取りでさえ
知識など足りないことが山積みで、問題に直面する場面の連続でした。
問題があってそれに対する解決策を考えていけば、
また新しい問題と対峙することになって、終わりを感じることはないです。
でも、その無限のもぐら叩きのような作業を繰り返すことが、
受注先の顧客、ひいてはその後ろにいる多くの人々や社会のためという
大きな目標につながるので、
露骨に悩むことが許される広告系の仕事はやりがいがあるなと感じました。
◆“実際に役に立つこと”との当然のギャップ
実際自分の役割や成果は会社の運営からみれば大したものではなかったです。
というのも、お世話になっていたのが、
クリエイティブ・エージェンシーである以上、
何かアイデアがあったらそれを形に出すまでが任務だからです。
デザインや動画、ウェブサイトなどさまざまな媒体で、一定のクオリティを保ちながら
かつ締め切り内でどんどん展開していかないといけないので、
画像や動画の編集、コーディングなど実際のスキルのない私には
関与できない部分がたくさんありました。
期間が短かったなど他の理由を考えることはできますが、
正直、仕事に関しては充実感よりできない悔しさの方が大きかったです。
でも、色々と迷惑もかけながらもお仕事をさせてもらった以上、
この経験をちゃんと自分の血や肉にしていこうと思っています。
もし、この1つの仕事を完遂するためには、
現実的にこういうスキルや経験が必要になるんだな、と
求められることが間近で仕事に携わることで気づけた部分が多かったです。
そして、そういう問題を発見するだけだったら、
発見すらしていないこととそこまで大差ないこと。実際に解決できないと意味がないこと。
今できることをさせてもらいながら、
できないことをできるようになりたいのか、
できるようになりたいのであれば、中長期的な視点で
自分に課題を課していかないといけないと強く感じました。
◆暮らすことでしかわからないこと
私はベトナムに来て2週間ぐらい、
排気ガスにやられて鼻水は止まらないし、
今まで経験したことのないほど肌がボロボロになってびっくりしました。
それからスーパーに行った時、
肌ケア用の化粧品が、日本の2倍ぐらい並べられていて
やっぱりそうなるよね、と
同じ肌荒れに悩むベトナムの女性と思わず共感した気分になりました。
https://www.youtube.com/watch?v=ynLKmr4GLnM
Youtube にはこんなベトナムの化粧品会社のショートムービーが!
ニキビで悩んでいる一人の女性が肌荒れを克服して、意中の男性と向き合う自信を取り戻すストーリーです。
自分の経験があったから、
その並びをそもそも発見することができたのかもしれないし、
その理由を考えることができた。
一定の時間をかけて得た経験の上で、実際にある事実を見ると、
今まで見えなかった意味が見えることもあります。
ネットが発達して何でも疑似体験できる世の中だからこそ、
何を見ようとして何を考えようとしたかその過程が重要だと思うし、
少なくとも私はその過程がたまらなく楽しいので
旅行より長い期間、同じ場所に滞在できる機会は有益だと思います。
ベトナムで一番好きになった料理、ベトナムサラダ”ゴイ”
◆まとめ
結局このインターンで私が感じたことは
・やってみたかった仕事はやっぱり面白かった
・自分に足りないものは積極的に足していかないといけない
・経験の幅が増えると見える視野も広がる
ということです。
全部びっくりするぐらい当たり前のことですね(笑)
すみません、立派なことが書けなくて(´・ω・`)
最後に、
ベトナム人は優しい、と一括りにするのは乱暴な表現ですが
私に関わってくれたベトナムの人たちはいい人ばかりでした。
家から会社への道は一本道で、
いつも同じ道を通っていたので顔を完全に覚えられて
朝は路肩の時計屋のおじちゃんや、
鳥おこわの売りのおばちゃんたちにニコニコしてもらい、
夜はジュース売りのおじちゃんや、バイクに寝そべって空を仰いでいるおじちゃん、
フォーを売っているお店のおばちゃんとかに手を振られ
仕事の前と後に元気をもらっていました。
もちろん会社のベトナム人スタッフの方々にもとてもよくしてもらって
返しきれないぐらいありとあらゆる食べ物をくれたり、
結婚式や親戚の集まりなど家族のとても大切な会に呼んでくれたり
みんななんでそんなに
優しくしてくれるのかなって思いながら滞在していました。
そんな温かいベトナムの人々にも支えられて
ベトナムでのインターンを無事に終えることができてよかったです。
海外インターンに行かれる皆さんがそれぞれの形で
行ってよかったなと思える経験をされることを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
大川満利絵@ベトナム
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