TOP/海外インターン体験談(タイモブログ)を読む/ルワンダの体験談:アフリカ随一のICT立国!!?僕から見たルワンダ
ルワンダで驚いたことがあります!どうやらルワンダ人にとって僕の名前はお気に入りらしいんです...この二週間で今までの人生分ぐらい名前を連呼された気がします(笑)
ということではじめまして!「STARTUP AFRICA in Rwanda 4th Batch - 激動の大陸を駆け抜ける13日間」に参加した慶應義塾大学総合政策学部四年の芳賀亮太です。
目次
1)参加理由
2)僕から見たルワンダ(首都キガリ)
3)気づき(自分がルワンダで何ができて何ができなかったのか)
4)帰国して、これから
5)おわりに
1)参加理由
・参加の経緯
僕がこのプログラムに参加した理由は他の参加者と比べるとかなり特殊です。というのも、もともと僕は全くルワンダやアフリカ(もっと言えば海外自体)に興味を持っておらず、入社を決めていた”東海理化電機製作所”という企業に、入社前の研修として連れて行ってもらう形での参加だったからです。だから私はこのプログラムにおける明確な目標・興味といった高いモチベーションはありませんでした。そのため参加前の目標も以下のとおりふわふわしています。
・参加前の目標
Ⅰ:自分がルワンダを見て、何を思い、感じるのかを知る。
Ⅱ:慣れないことを経験することで、自分の得手・不得手を理解し、人間としての厚みを増したい。
Ⅲ:あとで見返すために写真をたくさん撮る!目標は100枚!!→実際は3日ほどで100枚達成しちゃいました(笑)
2)僕から見たルワンダ(首都キガリ)
・綺麗で安全!住みやすい街
僕らはこのプログラム中、ほとんどの時間をルワンダの首都キガリの中心部で過ごしました。そのキガリの中心部には高層ビルや商業施設がいくつかあり、道路や信号、横断歩道などもしっかりと舗装されていました。正直、本当にここはアフリカなのか?と思うほど発展しています。また、道端にゴミがほとんどないことも特徴で、日本やシンガポールよりも全然綺麗でしたよ!さらに、日本人にとって最も嬉しいこととして、治安の良さがあげられます。僕が他の参加者数名(女子)と深夜1時頃に街を歩いていても、motoというバイクタクシーの運転手が絡んでくるぐらいで、めちゃくちゃ安全でした(笑)しかし、少し中心部を離れると舗装されていない赤土の道路になりますし、スラムや貧困層の方もまだまだ沢山いました。そのへんはやはり急速な発展を見せる途上国の特徴と言えるかと思います。
←夜でも安全!女子でも安全!
・アフリカ随一のICT立国ルワンダ!?
ルワンダは内陸の小国という不利(輸送の困難、資源不足など)やジェノサイドによる疲弊を乗り越え、発展していくためには付加価値の高いビジネスをつくる必要性があると考え、「ICT立国」を掲げて現在まで発展してきました。特に現在ルワンダで絶大な支持とリーダーシップを持ったカガメ大統領のもと、その傾向は顕著であるように思われます。ルワンダのICT立国としての片鱗が見られるスポットとして、キガリにある「kLab」と「FabLab」があげられます。ここにはWi-Fi環境や3Dプリンターなどが整えられており、そこにルワンダのICT起業家や技術者、学生などが集まることで新しいベンチャー企業や商品が誕生する場所になっています。ただ、まだまだ課題もあります。
課題1:低いスマホ、ラップトップ普及率
→モバイル普及率は90%ほどですが、スマホ普及率は40%ほどしかなく、ラップトップはもっと少ないらしいです。ルワンダ国内でICTビジネスをする場合、サービスを利用可能な人(=お客さん)が少ないということですね。
課題2:脆弱なWi-Fi
→ kLabやDMM.heheといった施設でさえ、Wi-Fiが安定しなかったり弱かったりします。正直僕の家のWi-Fiより遅いんじゃないかと思います(笑)
課題3:先進国に比べると全然ICT水準が低い
→kLabやFabLabのような場所は、日本でも各地にありますし、僕が通っていた慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスにもあります。正直日本の大学レベルの施設が国のICT立国化を支える主要機関になっている状況ではこの先厳しいのではないかと思います。
以上のことからルワンダのICT立国化は理想と現実にギャップが見られることも確かで、今はカガメ大統領の強力なリーダーシップや政治パフォーマンスでかろうじて保っているというような不安定さが感じられました。ぶっちゃけ僕はこのままでは将来的に、アフリカでネット環境が整った場所として先進国や中国の食い物にされるか、全く見向きもされない国になるかのどちらかなのではないかという危惧を抱きました(汗)
3)気づき(自分がルワンダで何ができて何ができなかったのか)
・できたこと!
☆文化や生活環境が違くても精一杯楽しむ!!
→最初の3日はやっぱり衛生環境(トイレとか部屋とかね(汗))だったり、現地の人の仕事の遅さ(全然料理が来なかったり、洗濯物が言われてた日に終わってなかったり)で早く帰りたい!ってなったけど、慣れてそれを前提として行動するようになってからは、余裕が生まれて”日本と違う”が”面白い”に変わって楽しかったですw
☆タイモブメンバーや施設の警備員・スタッフと仲良くなれた!!
→冒頭でも述べましたが、一緒に参加したメンバーがうらやましがるくらい、キガリにある施設の警備員やスタッフに毎回名前を呼ばれてました(笑)
☆”カメラマン”や”ムードメーカー”など自分のキャラ立てがしっかりできた。
→”なにもできなかった”で終わらないためにもやっぱり自分の役割を確立することが大事だと思っていたので、それを実現し、皆と仲良くなれたのが嬉しかったです。
・できなかったこと
☆英語によるコミュニケーション
→僕は大学で四年間英語を全く履修していなかったこともあって、ルワンダでは全然コミュニケーションがとれないポンコツになってました(泣)もっとルワンダ人と仲良くなりたかったし、欲しい情報も沢山あったはずなのに、、、現地では他のメンバーに通訳してもらってなんとか...って感じでした。
☆芯を通す
→ビジコンで英語力の無さから情報収集がうまくいかず、最初に考えたアイディアを諦めてしまいました。もっと色々な人とコミュニケーションをとって多くの情報を得られていれば、壁にぶつかったアイディアでも違う方法を模索して乗り越えられたかもしれないのに、悔しかったです。日本では当たり前にできる調査でも海外ではできないというのが難しいところでした。
4)帰国して、これから
・課題の克服
まずは自分が最も課題だと感じた英語力を鍛えるために、毎日英語を勉強しようと思います。目標は一年でトーイック600点、三年で800点です。また、英語以外にも課題が沢山あると思うので、自分が何ができた・できなかったのかを毎月振り返る機会をつくろうと思います。
・経験の共有
ルワンダでの経験(出来事・感想・情報)を友人や家族に共有しています。また4月から社会人になるので、同僚などにもこれを共有していきたいと思っています。
5)おわりに
ルワンダでの貴重な経験をさせていただいたTiger Mov 様と東海理化電機製作所 様、そして共に楽しい思い出を作り上げてくれたメンバーの皆さん、本当にありがとうございました。
そして、急な「アフリカのルワンダってとこ行ってくるわ〜」を許し、サポートしてくれた家族にも感謝しております。
周りに感謝し、ここで得た経験を活かして、これからを歩んでいこうと思います。
最後に、ここまで読んでくれてありがとうございました。ルワンダはとてもいいところなので、是非遊びに行ってみてください!!
以上、慶應義塾大学総合政策学部2019卒、株式会社東海理化電機製作所2019入社の芳賀亮太でした。←画数エグいですね!(笑)
ガッチ
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