必要な医療を必要な場所にまっすぐに届ける
私たちは、アフリカの人々の健康寿命が先進国並になった世界を目指して、ケニアで臨床検査ラボ・クリニックを運営しています。
現在約14億人のアフリカ大陸の人口は、2050年に世界人口の4分の1の25億人になると言われています。
一方で、これらの人口増加に医療インフラの増加は追いついていません。日本をはじめとする先進国の人達が当たり前に享受できる
医療にアクセスできるように診断領域を中心に現地の通常のクリニックや病院で提供できないPCR検査など診断サービスと専門医による
クリニックサービスを提供しています。
「疾患が見つからなければ疾患はないものとして扱われ、市場は育たない」という現実を変えたい
会社を創業する際に、医療の発展の歴史を振り返ってみると「疾患を正しく診断できない限り、なかったものとして扱われる」ということに気がつきました。
我々は疾患を発見し、治療のための市場があるということを示すことで、様々なプレイヤーが参加していく礎になりたいと考えています。
これが、我々が診断領域を扱う臨床検査を手掛けている理由です。検査の市場ができれば、治療や予防の市場を作るプレイヤーを呼びこむことができます。
先進国で課題になっている疾患がアフリカ地域で多数あることが分かれば、将来的に先進国と共通の診断薬や治療薬をアフリカ地域発で発見することも可能だと考えています。このようなイノベーションが起こるための土台を作り、疾患が診断されずに世界から放置される状況を打破していくことが我々が目指すものです。
様々な企業との協働を通じて単社ではできない事業の深堀り・成長を実現する
ローカルでの事業開発を元に得たオペレーションノウハウ、顧客ネットワークを元に製薬企業・モビリティメーカー・商社などとのグローバル企業とのプロジェクトを開始しています。それぞれの企業との間で結んだパートナーシップを元に、より多くの人たちが診断・治療にアクセスできる状態を作り出すとともに、彼らが現地でより広く早く現地で展開できるような協業を行っています。
◆インターンシップ内容◆
今回のインターンシップでは、
1) 実際の診断サービスを現地の医療機関や医師に使ってもらうためのマーケティング活動および、クリニック集患のためのオンライン・オフラインでの集客施策の立案・実行
2)グローバル企業との間でのプロジェクトの実行(
デスクリサーチ・ステークホルダーへのコンタクト・
現地でのミーティング実施など)
といった業務に関わってもらうことを予定しています。新興国でのインターンシップということで、日本以上にチャレンジングな環境ではありますが、海外で事業開発を論理的かつパワフルに進めるためのノウハウ、チームとしてメンバーと物事を一緒に進め、達成する楽しさを味わってもらえるインターンシップになっています。
英語を含め、求める要件は高いですが、成長意欲溢れる人達とご一緒できることを大変楽しみにしています。
・新興国でのスタートアップの立上げプロセスを実際に体験できる
・施策に対してある程度の予算権限を持てる
・コンサル出身の経営者直下での思考プロセスを学べる
・日本国外での医療ビジネスの実態への肌感を持てる
- インターンシップ期間
(オンラインインターンシップ1ヶ月+)3か月~1年
※最初の1ヶ月間はオンラインでスタートしていただきます。
- 必要なスキル・資格
現地の場合: 英語力(ビジネスレベル)・PCスキル(Word/Excel)
当社では、いわゆる医療検査ラボと医療機器の卸に加え、クリニックを運営しています。アフリカの人口は増えていますが、医療インフラは追いついていません。このギャップを埋めるため、臨床検査が必要と考えて起業しました。
医療の発展の歴史を振り返ると、「疾患を発見できなかったら、それはなかったものとして扱われる」ということに気がつきました。つまり疾患を発見することが、マーケットの成長を促すドライバーということになります。そこで、医療検査ラボから参入することにしました。検査のマーケットができれば、自ずと治療や予防のマーケットもできていきます。将来的には、研究のマーケットもできるでしょう。そうしたマーケットを幅広く押さえていきたいと考えています。
物流領域にも参入しています。新興国は物流が悪く、ラボを立ち上げても試薬がないから検査できないというケースが少なくありません。海外に検体を送って検査しなければならないため、試薬があれば一日で結果がわかる検査が1ヶ月かかってしまいます。物流を手に入れることができれば、もう少し裾野の広い戦略が打てるようになると考えて、これらの事業を行っています。