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【残り2枠!】現地住民を金属汚染から守れ!アフリカ×環境×国際協力アクション/オンライン

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私たちの生活とアフリカの金属汚染問題は繋がっています。アフリカで採掘した金属は、日本を含めた先進国の電化製品などに使われます。金属汚染は、自然環境に悪影響を及ぼすだけでなく、住民の健康被害にもつながります。現場のプロと一緒に、アフリカの人々を健康被害から守るアクションを始めませんか?

  • 期間:1週間以下
  • 社会課題解決/SDGsに挑む,短期合宿型

研修内容

 

「途上国の人の課題を解決したい」

「国際協力に興味があるけど、何から始めればいいかわからない」

「アフリカの人たちと交流してみたい!」

「環境問題のリアルな現場を知りたい」

「構造的な問題についてアプローチしたい」

「国際協力に長年取り組む専門家とつながりたい」

「サプライチェーンの問題に関心がある」

そんなあなたにぜひ参加してほしいのが、このプログラムです!

 

このプログラムでできる4つのこと

  1. 1.途上国が抱えるリアルな課題を、自分の目で見る

普段では見られない、アフリカの鉱山や環境汚染地域をオンライン訪問できます。私たちの消費の裏側で、途上国の人々が被害を受けています。環境問題が起こる現場を目の当たりにすることで、国際協力の必要性を実感し、アクションに繋げよう!

 

  1. 2.現地の方々との交流を通じて、アフリカへの理解を深める

アフリカ・ザンビアの方々との対話や講演を通じて、遠く離れたアフリカの地を身近に感じることができます。この機会に、英語での交流にチャレンジしてみよう!
※英語でのコミュニケーションが苦手でも大丈夫!運営スタッフがサポートします。

 

  1. 3.環境問題の解決に長年取り組んできたプロとのコラボレーション

このプログラムでは、アフリカで長年環境汚染問題の研究を行い、多くの人々を巻き込んでアクションを起こしているプロから、直接お話を聞くことができます。

 

  1. 4.自分が作ったアクションプランが、現地の活動に使われるかも!

ミッションは「現地住民に環境汚染の危険を知らせる」こと。現地で活動している方々は、様々な教育・普及活動のアイデアを求めています。最終日には、自分のアイデアを現地の方々に向けてプレゼン!あなたのアイデアで、現地住民の健康被害が止められるかもしれません。

 

今回注目するのは「金属による環境汚染問題」

ー 私たちの生活全体を支える金属。その採掘は途上国の環境汚染を引き起こし、現地の人々の生活を蝕んでいる。

 

科学技術の進歩や都市開発はすさまじい勢いで進んでおり、それに伴って電子機器や建設材等の消費が増えています。現在日本では、電子機器等に使われるベースメタル(金属)をほぼ100%輸入に依存しており、その輸出元となる諸外国では金属採掘が進められています。

 

本プログラムの舞台であるアフリカ・ザンビア共和国では、過去100 年間に渡って鉛・ 亜鉛の採掘が行われており、国として重要な経済成長の原動力となっています。また、世界的にも重要な金属供給源となっており、科学技術の発展を支えていると言えます。例えば鉛は、スマホやパソコン、バッテリー、ガラス製品など沢山の製品に使われています。これらの金属に頼っていない人はいない!と言えるくらい、私たちの生活の中に金属を使った製品が組み込まれています。

 

一方で、金属採掘に伴って様々な問題が発生しています。金属採掘により、鉱山周辺地域の環境中(土壌・水・空気)に有害な金属や化学物質が流出。汚染された土壌や水は、周辺に住む人々の健康問題を引き起こします。また、人だけでなく家畜や野生動物にも被害が及ぶ可能性もあり、鉱山開発を発端とした周辺環境全体への悪影響が問題となっています。

 

加えて、健康状態が悪化した周辺住民は就業が困難になり、貧困に繋がる可能性もあることから、経済的なダメージも計り知れません。私たちの消費により、遠く離れたアフリカの地で、環境破壊・健康問題・貧困の連鎖が起こっているのです。

 

   

(写真左:ザンビアの鉱山跡地にて、土壌が酸性になり荒廃した土地)

(写真右:稼働中の製錬工場から出る煙による大気汚染)

 

知らないうちに、あなたも社会課題の連鎖に関わっている。解決には「みんな」の力が必要です。

 

社会問題の連鎖を断ち切り、より良い社会の実現を目指して活動しているチームがあります。北海道大学獣医学部の石塚先生の研究チームは、2007年からザンビアのKabwe地域における金属汚染問題を解決すべく研究を行ってきました。Kabwe地域における子どもの血中鉛濃度調査では、高濃度の鉛が体内に蓄積し、発達障害や神経症状などが引き起こされる恐れがあることがわかっています。

 

「金属汚染はどうやって起こるのか?」

「金属汚染が起こっていることに、どうすれば気づくことができるのか?」

「金属汚染が起こったら、どうやって対処すれば良いのか?」

 

金属汚染を解決するために必要な疑問に答えるために、石塚先生たちは様々な人々と連携して研究・フィールド活動を行ってきました。先生たちのチームが得意とするのは「汚染の状況を明らかにする」こと。ザンビアの調査地域に行き、現地の土壌や水、動物などのサンプルを採取し、ラボでの測定により汚染状況を解析します。継続的な調査の甲斐もあり、段々とザンビアにおける汚染状況の実態が明らかになってきました。

 

   

(写真左:汚染の状況を知るために、フィールドでサンプルを取る)

(写真右:フィールドで採取したサンプルをラボで測定)

 

しかし、汚染状況を知るだけでは汚染問題を解決できません。汚染された土壌や水を綺麗にする技術、汚染の検知方法、新たな汚染を防ぐための鉱山開発の規制整備など、やらなければならないことは山積みです。もちろん、汚染地域の住民の理解や協力も必要です。

 

石塚先生たちは、多くの解決策を実現し問題の連鎖を断ち切るべく、同じ志をもった仲間を集めています。2015年にスタートしたKAMPAIプロジェクトでは、北海道大学とザンビア大学の多分野チーム(獣医・保健・農学・工学・経済)がザンビア政府およびKabwe市役所と連携し、鉱山から住宅地への汚染拡大メカニズムの解明、汚染された地域の植生回復、経済影響の評価などに取り組みました。また、北海道大学において異分野連携チーム「北大tackling team」を結成し、疫学・保健医学・工学・農学・情報科学などの専門家が協力して、見出された解決策の社会実装に向けて前進しています。

 

 

(画像:現地調査・ラボ研究・フィールド活動を含めた様々な視点からのアプローチが必要)

 

舞台はアフリカ・ザンビア。最前線の研究者と共に課題解決の道を見つけよう。

研究だけでは、汚染が起こる仕組みを理解することはできても、解決に向けたアクションを取ることはできません。環境汚染問題に起因した負の連鎖はとても複雑で、解決するためには多くの人々の力が必要です。

 

私たちの周りには金属を使った製品が沢山あります。引越しのとき新しい家電を買ったり、スマホやパソコンを買い替えたり。あなたが今このWebページを見ているデバイスにも、もちろん金属が使われています。何気なく消費しているモノが、どこから来て、捨てられたあとどこに行くのか。私たちが消費者として関わっている環境汚染問題の解決を、研究者たちに任せているだけで良いのでしょうか。消費者としてできること、現地の人々と協力してできることを、このプログラムを通じて一緒に考えましょう。

 

   

(写真左:ザンビアの河川・湖における水環境の汚染調査。現地の人々と協力し、課題解決を目指す)

(写真右:学校帰りのKabweの子供たちとサンプリング。みんな興味津々で質問が尽きません

 

 

今回のプログラムでは、参加者の皆さんでチームを組んでもらい、石塚先生たちと一緒に環境汚染問題を解決する仲間として、課題解決に向けたアクションを考えます。環境問題、健康問題、貧困問題など、途上国で起こっている様々な問題について、金属汚染を通じて理解し解決策を探ります。石塚先生たちの研究でわかったことを起点に、研究の枠に囚われない自由な視点で考え、課題解決に向けたアクションを起こそう。

 

地球の未来はみんなで創る!

 

 

【モデレータープロフィール】

石塚真由美

北海道大学大学院 獣医学研究院環境獣医医科学講座 毒性学教室 教授

子供のころから動物が好きで獣医学部に入りました。獣医学部で学んでいるうちに、獣医臨床でも感染症でもなく、なぜか「毒」に興味をひかれ、全国でも珍しい獣医「毒性学」の研究を行っています。化学物質はどんなものでも毒になります。それは動物にとっても人にとっても同様です。一方で、生物は食物を含めて環境の化学物質に適応するように進化してきました。しかし、人の活動に伴って環境への排出量が急激に増えている化学物質には対応しきれません。このような化学物質の汚染環境下で、ヒトや動物に何が起こっているのか、地球規模の課題に取り組んでいます。

 

銅谷理緒

北海道大学獣医学部獣医毒性学教室 研究員

ヒトと動物の架け橋になりたい、という思いから北海道大学獣医学部に入学しました。獣医学部で学ぶうちに、生き物が健康に暮らすにはまず環境から、と考え「開発が進んで環境の変化が激しい途上国で、重金属をはじめとする汚染物質による健康リスクがどのように変化しているのか」をテーマに研究を続けています。現在はザンビア大学と北海道大学の人材交流プログラムのコーディネーターも行っています。悲惨な公害の歴史をもつ日本と開発真っ只中のザンビアでは、お互いに学び合える点が多いと感じています。

 

 

プログラムの流れ

 

4日間、Day1, 2は2時間、Day3, 4は3時間

 

Day1: イントロダクション+社会課題のインプット

 ・自己紹介

 ・イントロダクション:ザンビアってどんな国?ザンビア人よりレクチャー

 ・実験:数字でみる汚染(皆さんの身の回りのサンプルを使って、日本とザンビアの汚染レベルの違いを知る ※測定を実験室からオンライン中継します)

 ・講演①:環境汚染の実態と、ザンビアでの取り組みについて(石塚先生より紹介)

 ・講演②:日本人とザンビアの環境汚染の繋がりを知る

 

Day2: 目で見て考える

 ・ザンビアの鉱山をバーチャル訪問

 ・現地で活動するNGOにインタビュー

 ・知って/見て、受けた衝撃を言語化するワークショップ

 

Day3: 問題について考え抜く+解決に向けたアイデア出し

 ・環境汚染問題の全体像を理解するワークショップ

 ・アクションプランの具体化(グループワーク)

 

Day4: 解決に向けたアクションをプレゼン+フィードバック

 ・ザンビアの人々に向けて、アクションプランをプレゼン

 ・プレゼン結果を受けて、アクションプランをブラッシュアップ

 ・アクションプランの最終発表、フィードバック

 

内容や順序が変更となる可能性があります。ご了承ください。

 

 

身に付く力・得られる経験

  • ・地球規模の複雑な社会課題を、自らの手で紐解く経験
  • ・自分の行動と途上国の繋がりを知る
  • ・最先端の研究に触れる
  • ・実際に、社会課題解決に向けたアクションを具体化できる
  • ・現地の人に英語でインタビューする経験

こんな人を求めています

  • ・環境問題に関心がある
  • ・途上国支援や国際協力に関心がある
  • ・社会課題解決に関わってみたいが、何から始めれば良いかわからない
  • ・英語で交流・インタビューをしてみたい

募集要項

研修先国
研修先都市
オンライン・ザンビア
研修期間

Day1: 9月7日(水) 19時〜21時
Day2: 9月14日(水) 19時〜21時
Day3: 9月24日(土) 16時〜19時
Day4: 10月1日(土) 16時〜19時

 

※全てオンラインツールzoomを活用して実施します。

※各回録画します。振り返りや、やむを得ず欠席の場合にもご活用頂けます。

 

研修日数、時間
同上
費用

社会人17,500円、学生14,500円(税込)

※短期プログラムの為、報酬ではなく参加費がかかります。

※最少催行人数:5名〜上限なし

必要なスキル・資格

特になし。年齢不問。どなたでも、どこからでもご参加いただけます。

※英語で講義を聴く時間や、現地の方と英語でお話する時間がありますが、運営側でサポートいたします。

主催者紹介

【主催】タイガーモブ株式会社

 

 

タイガーモブ 株式会社 仲尾朋美
北海道大学獣医学部卒、東京大学大学院医学系研究科修了。獣医師、医学博士。
高校1,2年時にケニア現地研修に参加し、野生動物の美しさや自然環境の尊さに魅せられる。野生動物獣医を目指して獣医学部に進学するも、獣医師だけでは救えない動物が多くいることを知る。以降、学生時代に7件の国内外インターンに参加すると共に、札幌市での環境教育プロジェクトを主導し、実践を通じて動物とヒトの関係を探る。大学院では人獣共通感染症の研究に従事。動物・環境を守るためにはヒト社会からのアプローチと多分野連携が重要であると考え、卒業後、総合シンクタンクに入社。現在は感染症対策プロジェクトに従事しながら、ヒト・動物・環境の健康を一体として考える"One Health"の概念に基づいた活動を模索中。プライベートでは、北海道浦河町に移住し、馬と自然と野生動物に囲まれた生活を送る。

参加者の声

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