TOP/海外インターン体験談(タイモブログ)を読む/タイの体験談:名古屋の体育会系男子大学生が、インターン帰国後に名古屋で会社を作るまで
2年前、タイガーモブを使ってバンコクのITスタートアップ企業で働いていたわかめだです。3日前、このようなメッセージがタイモブ代表の菊地さんから飛んできました。
要約すると、
①体育会系出身の男子大学生が、②タイモブを通してタイ・バンコクでインターンをして、③その後起業するまでの前後談を知りたい!
という内容でした。
① 体育会系的ノリでタイに来てしまった僕が、無縁のIT業界に飛び込んでみた結果・・・
https://ajitora.jobweb.jp/blog/student/2236059/18517
② 【インタビュー】自惚れるな、自分の身の程を知れ。若目田大貴さん
http://www.tigermov.com/blog/detail/111
③ 今回の記事
とのことで、今回は菊地さんのリクエストにお答えし、人材育成の活用法の一つとして海外インターンを検討している企業様向けに記事を書いていきたいと思います。
まず、私について
まず初めに、自己紹介をさせて下さい。こちらは、企業紹介の時によく利用する自己紹介スライドです。簡単に言うと、フリーランスのライターを15人ほど集めてWeb媒体を作る名古屋スタートアップ株式会社というベンチャー企業を名古屋で経営しています。メイン事業は、名古屋のベンチャー企業に特化したオンライン経済新聞「Nagoya Startup News」です。
タイモブでのインターンを時間軸にして話すと、経歴は以下のようになります。
<インターンを決める前>
(外国語系の大学なので、留学生と一緒に野球をしていました。)
小学校〜大学までひたすら野球をやっていた部活少年でした。ある日ただ漠然と「英語がちょっと話せるようになったし、海外行って働いて来ようかな」と思い、Googleで「海外 学生 働く」と検索して最初に出てきたAJITORA(現タイガーモブ)のサイトで、「とりあえず一番厳しいところ紹介して下さい!」と電話して、タイのITスタートアップ企業と面接してインターンを決めました。後で社長に聞きましたが、「アホそうだけど、ノリと勢いが良かったので採用した」とのことでした。
<インターン前>
そのまま休学して、大学2年終わりの春休み〜インターン前の時間を使って、名古屋の食品系の営業会社にて、オフィスグ◯コと同じビジネスモデルで企業向けにお茶菓子セットをひたすら売り込む仕事です。営業は肌に合っていて、成果報酬型の給与システムでかなりの給料を頂いていたのですが、調子に乗って遊びまくってしまい、残った18万円を握りしめてタイに飛び立ちました。
<インターン中>
(チームでの集合写真。タイ人学生のインターン生もいました。)
インターン前半は新規事業サービスの広告営業をしていました。3ヶ月間で120件の契約が取れたものの、営業(与えられた自分の仕事)だけ出来ても事業を進めることが出来ないことを痛感したので、まずは発信力をつけようとメディアやブログを使って情報発信を始めました。これは、ライターの仕事をしようと思った最初のきっかけになっています。
ただ、目の前のことを解決する手段は思い浮かぶものの、自分の仕事と会社の方向性が非常に近い会社に身を置いたことで、「何を目標として過ごせばいいのか」、「今何をするべきなのか」、「そもそも何目指してるのか」というようなことを非常に考えるようになり、この課題を持ってインターンを終えて帰国しました。
<インターン後>
(青山にあるオフィスに泊まり込んで仕事をしていました。)
「やりたいこと分からないし、とりあえず何か成し遂げようとしている人の元で働いてみよう」と思い、インターン後すぐに東京にある留学系スタートアップのビジョンドリブンな社長の元で働くことにしました。この会社も、バンコクでインターンしていた時の繋がりで見つけました。
月間20万人がアクセスする留学系のメディアで執筆・編集の仕事を経験し、自分の持つ営業力と掛け合わせたらお金を稼げるのでは?と思い、フリーランスとしてその後独立することにしました。また、この会社のオフィスがベンチャーキャピタルのインキュベーション施設に入居していて、若手のベンチャー経営者が周りにいっぱいいる環境に身を置いたことが、現在の弊社のメイン事業であるNagoya Startup Newsを作るきっかけになりました。
なぜ起業したか / なぜ起業できたか
(採用イベントで登壇した時の写真。「学生時代、働くってどんなイメージでしたか?」という問いに学生の私が答えるシュールな場面です笑)
なぜ起業したかと言われると、「やりたいこと(Web媒体を作ること)を仕事にしたい」と思ったからです。逆に、自分がやりたいことをやらせてもらえるなら、企業の中でも社員でも良いと思ってます。自分の場合はスピード感や事業モデルを考えた時に、自分でやったほうが良いなと思って起業することにしました。
じゃあ、なぜ起業できたか?と言われると、タイでのインターンは大きな要因になっていて、「タイでのインターンを通して自分の強みを探し、次のステップへのきっかけを見つけ、(インターン後の課題であった)やりたいことを見つけられたから」だと思います。
また、この文を読み取って、
体育会系の「組織の中で活躍します!気合い!根性!チームワーク!!!」なイメージから、世間的にマイノリティで自由度高く且つハードルが高そうな起業を選べたのか?という観点で自分を見ると、「インターン中の途上国での生活・仕事経験を通して、イレギュラーな状況が好きになれた」「失敗しても、死ななきゃOKと考えられるようになった」からだと思います。
私が人材育成に海外インターンをおすすめする理由
(最近では、記事を書くだけでなく、名古屋のベンチャー系のイベントを主催させて頂くことも。)
ここからは宣伝になりますが、企業へのインタビューを通じて人材会社や人事担当の方と頻繁に話をする私自身も、人材育成の観点で海外インターンは活用できるのではないかと思っています。自社で研修するよりもコストを抑えつつ、いわゆる「優秀な人材」を育てることが出来ると考えています。
理由は、自分がNo.1を獲れる領域を探す嗅覚が育つからです。
私はインターン期間中、どうすれば600人いるタイモブ生の中で目立てるか、どの仕事なら社内で自分がNo.1を獲れるかをひたすら考えていました。その結果がライティングです。その延長線上に、どの地域なら勝てるか、どの市場なら勝てるか、のような考え方があって、最終的に名古屋で会社を作るという選択肢にたどり着きました。
海外に行くまで分からなかったのですが、国を見るように名古屋を見ると市場としては魅力的で、ローカライズすればライティングの市場は絶対獲れると考えました。
企業などの大きな組織の中でいうと、若手の自分はこの部署でどの仕事が得意なのか、昇進するためにはどのスキルが必要か、自分のやりたいことと会社の方向性を合わせるにはどうしたらいいか、などを考える嗅覚が磨かれるようになるはずです。
私も、チームが大きくなってきたら、スタッフを元インターン先に送ろうかなと思っています。
最後に
(ライターの芸能事務所のような組織になっています。完全リモートワークでクラウドベースのチーム作りをしています。)
前述したように、今はライター経営者としてフリーランスのライターチームを作って仕事をしています。
私は大きな組織(企業)で働いていない分、大きな組織がトライしにくいニッチな領域で、小さいチームでも影響力を出せるようなプロダクトを作り続けたいと思います。
1期目は倒産寸前まで攻めましたが、2期目入った段階でタイのインターン先の社長に会いに行って経営の相談をした結果、売上が伸び続けて、さらにタイモブの繋がりで知り合った東京の学生さんが夏休みにインターンしてくれるなど、インターン後もタイモブの恩恵を受けまくっています。
交通費さえ頂ければ、私がいかにタイモブインターンのレバレッジを効かせているかをいくらでも説明にし飛んでいきますので、気になった方は是非ご連絡頂ければと思います。もちろん、学生の方も大歓迎です!
わかめだ まさき
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