TOP/短期プログラムを見つける/日本の短期プログラム一覧/5/7-5/10 NATURE PROGRAM in 知床羅臼-自然と人との共生、持続可能な街づくり・教育を探る4日間
日本の最果て世界自然遺産の知床羅臼町。人口約4600人。持続可能な街づくりを継続する為に、「自然と人との共生」が必須であり、積極的にESD(持続可能な開発の為の教育)に取り組んでいる場所。自然との触れ合い、野生動物との出会い、地域の人々との対話を通して、これからの生き方や人類のあり方について探ります。
「とにかく自然が好き!大自然と触れ合いたい」
「地球にも人にも優しい、サステナブルな街づくりや教育を探りたい」
「休み期間を活用して視野を広げたい」
「地方での暮らしやリモートワークの実現可能性について探りたい」
そんな方にぜひお越し頂きたいのが、5月のゴールデンウィークに実施する4日間の「NATURE PROGRAM in Hokkaido」。
これまで、阿寒摩周国立公園のある弟子屈 (てしかが)町で4回実施し、大好評のプログラムですが、
今回は世界自然遺産である知床半島に位置する羅臼(らうす)町にて、町タイアップ企画として開催します。
大自然溢れる知床羅臼は海と山に囲まれた、人口約4,600人の地。
自然と共生しながら漁業を営み、山と海の恵みを享受して力強く生きる人々がいます。
今回は、様々なアクティビティを通して大自然を享受すると共に、そこで暮らす人々から地球にも人にも優しい街づくり・教育について学び、実践することで、これからの時代の「自然と人との共生」や「持続可能な街づくり・教育」を探るプログラムです。
なぜ今、「自然」なのか?コロナによって何が変わったのか?
(写真: 知床羅臼の海と山、そして街。羅臼の人にとって"自然"は切っても切り離せない大切な存在である。)
新型コロナウイルスによる影響で、自然の大切さや人・地球の未来について考える機会が多くなったのではないでしょうか。自然と人との共生。私たち人間の社会は、さまざまな変化を求められています。
COVID-19によって、数か月経済活動がストップするだけで、観光などの産業をはじめ経済全体が大打撃を受けており、いかに現代の経済や社会が脆く危ういバランスの上に成り立っているのかがわかりました。また、経済活動が止まることで、中国・インド・欧米をはじめとして、大気汚染が解消されたり、水質汚染が改善されるなど、いかにこれまで人間社会が環境に負荷をかけていたかを教えてくれました。まさにいま、大都市一極集中から地域分散型社会・地域循環共生圏・地産地消システムへの転換が必要であり、また自然や環境と共生しながら持続可能な社会をどう作っていくかが、人類全体の課題となっています。
つまりポストコロナ時代は、暮らしや事業展開、教育、街づくりなどを考える上で、SDGsやサステナブルな観点を入れることが必須になる時代です。
今回のネイチャープログラムin知床羅臼では、世界自然遺産の羅臼町にて、大自然に触れると共に、そこで暮らす人たちの話も聞きながら、サステナブルな街づくり・教育とは何か、「自然と人との共生」とは何かを探ります。
ESD(持続可能な開発のための教育)実践の地: 知床羅臼町
(画像: Google mapより。羅臼はアイヌ語で「獣の骨のある所」という意。)
北海道の東北端、知床半島の東側に位置し、世界自然遺産知床に代表される世界有数の自然に囲まれた町:知床羅臼。山と海に囲まれており、流氷がもたらす自然の恵みを受け、オホーツクの美味しい魚が一年中食べられる所です。
人口は約4,700人。今後持続可能な街づくりを継続する為に、ESD(持続可能な開発のための教育)に積極的に取り組んでいます。
・幼稚園から高校までの全学校がユネスコスクールに登録
・独自の自然や産業、社会的課題を学ぶ学習「知床学」 を一貫教育に取り入れ「ヒグマ学習」や「生態系学習」「地域学習」などを行う
・道路も電気も風呂も無い環境で様々な共同体験を通じ、日常の豊かさや環境の問題を体感する、5泊6日の「ふるさと少年探険隊」
・羅臼食材を活用したレシピ開発から販売まで行う羅臼高校と羅臼町連携事業
・町内外の実践者から話を聞き、地域課題に多角的に捉えて解決を目指す「高校生の水産教室」
・他地域交流学習・教員研修etc...
全国的な問題である少子高齢化や過疎化による働き手不足、世界的な気候変動により生じる様々な問題、こうした多くの課題に立ち向かい、足元から地球全体を考えられる人材の育成に取り組んでいます。
(写真左:40年続く羅臼の伝統事業「ふるさと探険隊」。崖をよじ登ったり、クマとの遭遇もあるという。写真右:国産昆布のうち1%しか採れない貴重な羅臼昆布。昆布漁の風景)
この大自然豊かな世界自然遺産:知床羅臼町(らうす)を舞台に、NATURE PROGRAM in 知床羅臼では以下を行います。
・知床羅臼ならではの圧倒的なフィールド力とスケールを体験する
・ネイチャークルーズやトレッキング等のアクティビティから自然の偉大さや厳しさを知る
・羅臼町役場や漁業に携わる方々等、大自然と共に暮らす人たちの話を聞くことで、これからの生き方とサステナブルな街づくり、教育を探る
・北方領土について理解を深め、過去・現在・未来と向き合う
・SDGsやESD,今起こっている地球の変化の状況を知る
・コロナで打撃を受けた地元観光名所の復興貢献
とにかく自然を満喫しよう!アクティビティ編
・楽しく自然に触れ合えるネイチャーゲーム*を使ったアイスブレイク
・普段は入ることができない、とっておきの場所で野遊びを楽しむ「知床羅臼野遊びフィールド」にて猟友会直伝の鹿キャンドル作り
・世界トップレベルの遭遇率を誇るネイチャークルーズでのホエールウォッチング
・秘境!知床最大の湖: 羅臼湖にてスノーシュー体験
・知床羅臼の海を熟知した漁師が出すコンパクトな小型ボートでのヒグマクルーズ。
・世界自然遺産の空に輝く星空ウォッチング
・熊越えの滝トレッキング
・原生林に囲まれた天然露天風呂"熊の湯"にて秘湯体験(任意)
(写真左:大迫力で尾びれを上げて潜水するマッコウクジラ。時には間近で見れることも。写真右:羅臼町各地でヒグマが頻繁に出没する。)
大自然と共に暮らす人の話を聞き、自分たちもやってみよう。学び+実践編
・「羅臼のふつうは、日本のごちそう。」羅臼食材を使った浜の母ちゃん郷土料理教室
・番屋で漁師とランチ、定置網漁作業見学
・漁船の着港、荷下ろし、競りの一連の流れを理解!競り見学
・元島民から学ぶ「北方領土語り部」。羅臼から国後島まではたったの約25km。
・産業体験+食体験!ウニの殻剥きで「オリジナルウニ丼づくり」
(写真左:知床岬の先端部で昔から行われる羅臼昆布漁。昆布にまつわる人と自然の歴史や文化を学ぶ。写真右:羅臼と言えば海の幸!何を口にしても絶品である。)
※内容は状況に応じて変更の可能性がございます。ご了承ください。
次世代に紡ぐため、地球にも人にも優しい街づくり・教育を共に考えよう。
今から13000年位前から2300年前、日本列島における最初の時代である縄文時代では、私たちの祖先は自然を敬いながら、自然の恵みや四季の特性を活かして暮らしていました。長い月日が経ち、都市化が進み、そして便利さを追求していった結果、人間中心の地球になってしまったような気がします。
食物連鎖の頂点は人間ではなく、本来は人間は地球上に住む生物の一種であります。
パリ協定では急激に進む温暖化対策として、「 世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力をする」、「そのため、できるかぎり早く世界の温室効果ガス排出量をピークアウトし、21世紀後半には、温室効果ガス排出量と(森林などによる)吸収量のバランスをとる」という長期目標が掲げられました。
また、2015年9月の国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)では、「海の豊かさを守ろう」、「陸の豊かさも守ろう」という自然保護の目標を含む17のグローバル目標が掲げられています。
(写真: 羅臼町から見る国後島。国後島まではたったの25km。晴れた日にはしっかりとその姿を見ることができる。北方領土語り部の話からウクライナでの現地の方々も想いを馳せる)
今回のNATURE PROGRAM in 知床羅臼では、自然に触れることでまずは自然の大切さや素晴らしさに気づき、自然と共に暮らす方々と対話することでこれからの生き方、あり方について模索していきます。野生動物を見たり、森を歩きながら気づいたことを話したり、様々なきっかけを通して理解、考えを深めて頂き、最終日にはそれぞれの思いや今後の生き方についてシェアします。
※新型コロナウイルス対策について※
"NATURE PROGRAM in 知床羅臼"では、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、国が示した「新しい生活様式」の実践に向けて発表された「新北海道スタイル」安心宣言に基づき、「7つの習慣」に取り組みながらプログラムを実施致します。
移動は各自フライトやレンタカーで、宿泊も各自でお願いします。バスでの移動や合宿形式を検討しましたが、今回はコロナ対策の為、各自宿泊・各自移動という方法で実施させて頂きます。参加ご決定の際に、おすすめのホテルについてもご案内させて頂きます。
※運転免許証を取得していらっしゃらない方、運転がご不安な方もその旨ご連絡ください。
皆さまに安心安全に、そして最大限プログラムを楽しんで頂けるよう努めます。
・大自然と触れ合い、学ぶことで自然への見方が変わる
・久しぶりのオフラインの世界でのリアルな体験、皆で楽しむ幸せ
・これからの暮らし、生き方を考えるきっかけ
・サステナブルな街づくりや教育の実践者たちとの出会い
・北方領土の理解を深める
・ポストコロナ時代の新しい生活方法の模索、価値観の変化
・4日間を共に過ごし、語り合い、価値観を共有できる仲間
・大自然と触れ合いたい、久しぶりにゆっくりしたい(リトリート)
・最近地球に優しい生活を少し意識している
・これからの暮らしや人生、事業について考えたい
・SDGsやESDに興味があり、実践したいと思っている
・自然保護や野生動物保護、街づくりや教育に興味がある
・リモートワーク先や移住先を検討している
2022/5/7(土)-2022/5/10(火)の4日間
※ゴールデンウィーク期間での開催です。
※現地集合現地解散です。前入りやプログラム後に残って他の場所を観光することも可能です。今回連休に合わせて4日間で企画をしていますが、ご紹介したい場所はまだまだたくさんございます。ご都合宜しい方はぜひ、引き続きスティして自然をお楽しみください。
※各自レンタカーでのご移動をお願いしておりますが、難しい方は相乗り希望可能です。その旨エントリー時にご記入ください。
※最寄りの根室中標津空港から車で約1時間15分、他に女満別空港(約2時間40分)、たんちょう釧路空港(約3時間10分)があります。
※集合時間 5/7 16:00@羅臼ビジターセンター、解散時間 5/10 12:00昼食後@道の駅です。場所や詳細スケジュール等のご案内は参加確定後にお送りさせて頂きます。
プログラム参加費:100,000円/1名(税込)
(内訳:プログラム企画、同行、ネイチャークルーズ、羅臼湖スノーシュー、トレッキング、ヒグマクルーズ、北方領土語り部、郷土料理作り体験、オリジナル海鮮丼づくり、鹿キャンドル作り体験等各種体験費用を含む)
※フライトや現地での移動費、体験を伴わない食費は含みません。
●タイガーモブ 株式会社
菊地 恵理子 Eriko Kikuchi
タイガーモブ 株式会社 CEO
関西学院大学総合政策学部、寿司アカデミー、Lee Kuan Yew School of Public Policy ”ASEAN地政学プログラム”卒。在学中は中国、蘇州大学へ半年間留学し、その後上海外資系5つ星ホテルにて通訳・翻訳・VIP対応として半年間インターンシップを経験。また、韓国~中国~東南アジアをバックパッカーとして、3ヶ月で8カ国を周る一人旅kikutripを実施。 世界中の人々のモットーを集める。人材ベンチャー入社し、1年目は採用コンサルタントとして営業を、2年目では海外事業部を起ち上げる。2016年タイガーモブ株式会社を立ち上げ、世界45ヶ国約380件以上の海外インターンシップ、短期海外研修の機会を提供している。2017年全国商工会議所女性会連合会主催女性起業家大賞スタートアップ部門特別賞、EY Winning Women 2018ファイナリスト受賞。
2019年に妊娠し、出産直前まで逆産休制度でセブに2ヶ月間滞在。2020年6月出産後は北海道に拠点を移し、大自然の中で子育て&リモートワークを実施中。現在二児の母。
2019年にネイチャーゲームリーダー養成講座も受講済。
(共催)
●羅臼町役場
羅臼町の「ら」「う」「す」の3文字を魚にあてはめたもの。羅臼町では基幹産業である漁業とともに生きる「人・まち・自然」が融合するまちづくりを目指しています。
羅臼町は、日本最後の秘境と呼ばれる知床半島に位置する人口約4600人の町です。
日本でも最も原生的な自然が残されており、海洋生態系と陸域生態系とのつながりや、
国際的希少種の生息地となっていることから、2005年7月世界自然遺産に登録されました。
恵まれた自然環境を背景に漁業が主産業となっていて、一年を通して様々な水産資源が水揚げされるほか、日本でも有数のホエール&バードウォッチングの地でもあり、国内外問わず多くの観光客が訪れています。
坂本 勇介 Yusuke Sakamoto
羅臼町教育委員会社会教育課
羅臼町において漁業を営む家の長男として誕生。町内唯一の高校である羅臼高校卒業後、平成19年羅臼町役場に入庁。環境管理課、税務財政課、まちづくり課などを歴任、安定した町財政運営のための特別収納対策をはじめ、まちづくり課時代には地場産品を活用したふるさと納税制度の立ち上げ、3年間の一般社団法人知床羅臼町観光協会出向時には社団法人化、旅行業法の取得、第2の基幹産業として観光業の確立などに取り組んだ。
現在は、幅広い層の人材育成は基より、役場内の職員研修事業なども担当し人材の育成に取り組む。
遠嶋 伸宏 Nobuhiro Toshima
羅臼町企画振興課
羅臼高校卒業後、平成6年に羅臼役場入庁。水道課、建設水道課、町民体育館、環境管理課などを歴任。平成18年より12年間、自然保護行政に携わる。その間、自然保護団体である公益財団法人知床財団へ4年間出向し、行政と民間と連携した自然保護体制の構築に取り組んだほか、自身もハンター資格を取得しエゾシカ、ヒグマ対策を担った。現在は北方領土問題やSDGsの担当を担う。
【町長コメント】
当プログラムの共同開催にあたり、羅臼町長の湊屋 稔は以下のようにコメントを寄せています。
「世界自然遺産知床羅臼町は豊かな自然環境を有し、地域を守り受け継ぎ発展させてきた人々と多くの野生動物が密接に関わり合い、共存する町です。
そんな豊かさも限りあるものだと感じる機会や現象が多くなり、当町も持続可能というキーワードを今一度考え、羅臼町SDGSステートメントやゼロカーボンシティ宣言などを表明し、地域が一体となり知床羅臼が100年先までキラリと光る町であるよう持続可能な町づくりに取り組んでおります。
この度は、皆様に羅臼の魅力を肌で感じていただき、頭の片隅に残り続ける気付きを得ていただく、そして、これからの知床羅臼を共に創るひとりの羅臼ファンになっていただければと思っております。
北海道の東の端にある小さな町。そこには繋ぎ続けなければいけないヒト、モノ、コトがあります。羅臼町は全国の皆様と共にこの地を守り受け継いでいきます。」
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