4月に入り、新年度を迎えられた学生の皆さん、進級おめでとうございます。
今年度から新しい学校に仲間入りをした方、学年が一つ上がり、これからの生活に心を弾ませている方、そして、学年が上がり受験生という肩書きになり、受験に向けて次の進学先を考えている方など、それぞれ様々な想いと期待を抱いて進級をされたと思います。
そこでタイガーモブ は、”次世代のリーダー”となる学生の皆さんがより良い進学の選択をしてもらえるように国内外問わず大学に進学を決めた方々にインタビューをしました。
これから海外に進学をしようと考えている中高生の方々や、自分の進路に悩んでいる方にぜひ読んでいただきたいと思い、このインタービュー企画を始動しました。
彼らの大学受験までのエピソードやその後の大学生活のエピソードから、少しでも何か進路を決める際のコツを見出してもらえると嬉しいです!
「海外の大学に行く理由って?」「自分にあった大学ってどうやって見つけるの?」...
大学には進学をしたいけれども、自分にあった大学の見つけ方がわからず、進路に悩んでいる学生の方は多いのではないでしょうか?
進路に迷いがある方に読んでほしい、先輩学生たちの"Future Decision"vol.1
第1弾は、自分自身と向き合い、様々なことに挑戦をし、イギリスの大学に進学を決めたエステベス高嶋エレナさんに自分にあった大学の見つけ方について伺っていきます。
エステベス高嶋 エレナ
・2001年生まれ
・進学先:University of East Anglia(イーストアングリア大学/イギリス)
・学 部:International Development(国際開発)
・入 学:2020年9月
永野 理佐
・2002年生まれ
・タイガーモブの社内インターン生
ー大学はどのようにして見つけましたか?
私は、中学生の頃から大学では開発学を学ぶことができる大学に進学をすることを決めていました。そこで、まずは開発学を学ぶことのできる大学を国内外問わず、とにかくインターネットを使って探しました。
当初は、日本の大学で開発学を学ぶことも検討していましたが、「日本語で学ぶことのできる学問の知識や情報は世界の数%に過ぎない。」ということを知り、海外の大学に進学をすることを決めました。
そして、開発学の発祥の地であり、多様な人種が世界中から集まり、開発学における膨大な情報を持っているイギリスに焦点を当てて、インターネットで大学を調べたり、留学フェアに積極的に参加をしたり、実際にその大学のオープンキャンパスに参加をするなどして大学を見つけました。
ーなぜその大学に進学をしようと思ったのですか?
私は、今回イギリスの2つの大学に出願をしました。
この2校に出願をした理由は、実際にオープンキャンパスに行き、学校の方と直接お話しすることができたのがこの2校でした。そして実際に大学を訪れてみて、私が大学生活3年間を快適に且つ、充実した生活をおくれると思った大学だったのでこの2校に出願をしました。
そして出願した2校のうち、大学側の方とより仲のよかったほうの大学であるイーストアングリア大学に進学することを決めました。
ーいつから開発に興味を持ち始めましたか?
中学生の時は漠然とした将来の目標はありましたが、それに向けて何をすれば良いかや、自分が本当にやりたいことが何かは、はっきりとは分かっていませんでした。
しかし、高校に入ってから自分の将来のことをより具体的に考えられるようになる為に課外活動に積極的に取り組むようになりました。また、高校2年時に学校の研修の一環でカンボジアへ行きました。そこで、ニュースに取り上げられている貧困に関するニュースはネガティブな報道のされ方しかされていないのに対し、実際は、彼らは、本当は幸せな心を持っていて、ただお金がなくて、可哀相という訳じゃない、ということに気がつきました。
そして彼らは、我々が当たり前だと思いがちな些細なことにも幸せを感じて生きている姿を見て私は、彼らの心の豊かさに感動をしました。しかし、それと同時に幸せそうな彼らには、生きていく上で足りないもの(水、インフラ、お金etc)が沢山あるということもカンボジアの研修を通して学ぶことができました。
カンボジアの経験から私は、世界中の人の心の中にカンボジアの人が持っていた豊かさを持ってもらいたいと思うようになりました。そして途上国についてや開発について学んで行く中で、人々が心の豊かさを持つ方法や最低限の生活を送るための開発のプロセスなどについて知ることができると思い、開発に興味を持ちました。
ーどのような準備を大学受験に向けてしていましたか?
IELTSの勉強や学校の勉強、そして英語の勉強を中心にしていました。また、開発学を大学でいきなり学ぶとなると、あらかじめ土台となる知識をつけておかなければ授業についていくことが出来ず、ただ英語を学ぶためだけに大学に行くことになってしまい、学費を無駄にしてしまいます。そこで私は、開発学の本を日本語で読み、英語でまとめたり、開発学を学んでいく上で必要な専門用語を調べたりしていました。
また、大学受験に大切なことは人脈をひろげ、そして自分を応援してくれる人を作ることだと思います。そこで私は部活だけでなく、課外活動にも積極的に参加をしました。例えば、高校生G20サミットやSDGsイベントに参加をし、視野を広げたり、人脈を作り、大学受験への糧にしました。
ー大体1日どのくらい勉強をしていましたか?
平日は集中して1日に約5時間くらい受験に向けて勉強をしていました。休日は、気分をリフレッシュする為に大学の留学フェアに行ったり、SI-UKという留学エージェントに行って大学へのモチベーションを上げていました!
ー受験期間中、大変だったことはなんですか?
受験勉強は、自分のやりたいことへの過程にすぎなかったので全く苦痛を感じることはありませんでした。しかし、資格試験の点数が伸び悩んだ時は、勉強に対するモチベーションが上がりませんでした。
ーそれを乗り越えるためにどのようなことをしましたか?
勉強に対するモチベーションが下がってしまった時は、友達と会って思いっきり遊びんだり、リラックスして過ごすなどして気持ちをリフレッシュしていました。そうすることで勉強に対するモチベーションを上げ、受験期間を乗り越えました。
ー受験を経て自分が成長したと思うところはありますか?
人との関わり方が変わりました!大学のオープンキャンパスや留学フェアで自分をとにかく大学の人たちに覚えてもらえるようにどんどん自分から話しかけに行ったり、人脈を広げるようになったことでより一層、社交的になり、人との関わり方が変わりました。
また、受験でエッセイを書く機会が多くあり、「自分は今どうしてこの大学に行きたいんだろう?」「私がこれをやりたいことは?」など何度も自問自答をし、自分と向き合うことができました。そして何度も自分と向き合ったことで将来のプランをより具体的に立てられるようになりました!
ー海外大学進学に対して周りはどのような反応をしていましたか
私の両親は、私が大学はイギリスに進学し、中学生の頃から決めていた開発学を学びたいと宣言をした時は、私の意思を尊重し、応援をしてくれました。
両親の応援に応えられるよう、何か身になるものを必ず大学で得て、日本に持ち帰ります!
また学校の先生方も私が英語系の授業を多く選択していたこともあって、「私に合ったいい選択をしたね。」と言って私の選択を応援してくれました。
ー今後はどんなことに挑戦をしたいと考えていますか?
まずは大学に進学し、開発学の知識を身につけ、そしてその知識を自分のものにできるようにします。
また、勉強だけでなく自らアクションを起こし、積極的にチャレンジをし続けていきたいです。
そしてゆくゆくは、大学で開発学を専攻している同じ方向に想いが向いている仲間達と、心の豊かさに繋がるビジネスを起こしたいと考えています。
ー大学や学部選びのポイント
進路を決める上で、一番大切なことは、自分のやりたいことを尊重することです!
自分のやりたいことを最大限できる大学を探すことが大学や大学の学部選びのポイントです。
また、実際にオープンキャンパスに行ってみたり、自分から大学の人に直接話を聞くなどして大学のことをよく知り、「自分がこの大学なら楽しめそう!」「自分のやりたいことをここならできる!」と思える大学を選びましょう!
さて、ここまで、大学や学部選びのポイントについて話しましたが、もし自分のやりたいことが明確で、大学へ行くよりも有効的な時間の使い方があると思えるのなら、大学に行く必要はないと思います!
自分の人生は自分で決めるものです。自分自身と向き合い、自分に一番合った選択をしてください!
ーこれから受験を控える受験生にメッセージ
受験をしていると、不安を感じることや思い通りに行かないことは沢山あると思います。でも不安に思ったり、思い通りに行かなくて、むしゃくしゃする感情を持つことは決して悪いことではありません。
一度きりの人生、やらないで後悔をするより、やって後悔した方が絶対良いです。そして、やった方が楽しいことは沢山あります!受験期間中はネガティブな感情になりがちですが、楽しい未来が待っていると思って勇気を持って頑張ってください!
ーインタビューを終えて
実際に大学のキャンパスに訪れ、自分が大学生活3年間、学ぶのに最も適した場所かどうかを見極めて大学を決めることや直接大学の方と話をして、事前に大学のことについて知ることが大切ということがわかりました。
今年から新天地で生活を始めるエレナさんがどのような大学生活を送り、どんな未来を切り開いていくのか楽しみです!
以上、今回のFuture Decisionでした。いかがでしたでしょうか?進路選びをする皆さんの後押しになると幸いです!
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