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今イスラエルが熱い!スタートアップ大国の秘密①人材育成編

  • 虎の知恵

今イスラエルが熱い!スタートアップ大国の秘密①人材育成編

イスラエルという国について、みなさんはどんなイメージをもっていますか?

イスラエルと聞くと、紛争、砂漠、宗教、危険・・・なんだか遠く未知の世界だと感じる人も、イスラエル・パレスチナ紛争や三大宗教の聖地を連想する人も多いかもしれません。

 

実はイスラエル、国民一人あたりの起業家数やベンチャーキャピタル投資額が世界一のスタートアップ大国なのです!それを支えるのは、高度な技術力とイノベーション力、そしてその源泉となる優秀な人材

例えば、イスラエルは国民あたりのエンジニア数が世界一。世界のユダヤ人人口は0.2%であるにも関わらず歴代のノーベル賞受賞者におけるユダヤ人の割合は22%と非常に高いのです。またアップルやフェイスブック、グーグルなどの名だたるグローバル企業約300社が研究開発拠点はイスラエルにあります。

世界中の企業が、イスラエルの技術に注目し、イスラエル企業と協創しはじめています。

 

そんな世界が注目するイスラエルの、優秀な人材を生み出す秘密は何なのでしょうか。

今回は、イスラエルの若手人材育成の秘密、兵役制度ギャップイヤー文化、そして失敗を歓迎する文化についてご紹介します!

 

秘密1:兵役制度

イスラエルは”敵国”であるアラブ諸国に囲まれており、また事実上占領しているパレスチナの人々とすぐ隣り合わせで暮らしているため、原則国民全員に兵役の義務があります。高校卒業後、18歳ごろから男性は3年間、女性は2年間、軍に所属するのです。

兵役というと身体的なトレーニングをイメージする人が多いかもしれません。しかし、イスラエルの兵役は、技術部隊やサイバー部隊、通訳などとして従事することが多いのです。軍の研究開発機関で技術開発をする人もいます。イスラエルの軍事技術は世界トップレベルと言われており、兵役によって若い内から世界最先端の技術を扱う事ができるのです。兵役での業務が、研究開発機関などでの実務に近い経験となり、若い内から専門性を磨くことに繋がるのです。

 

秘密2:ギャップイヤー文化

また、イスラエルには、兵役終了後に長期間のバックパック旅行をする文化があります。この長期旅行がいわゆるギャップイヤーの役割を果たしているということができるでしょう。ギャップイヤーとは、高校や大学を卒業した後、進学や就職をするまでの期間のこと。日本でも2013年から、東京大学がギャップイヤー制度を導入し、少しずつ広がってきています。海外経験や社会活動をすることで、学生の自己成長が期待できるといいます。Gap Year Associationによると、ギャップイヤーを経験した学生の6割がギャップイヤーを通して「将来のビジョンが明確になった」と答え、全体の傾向として、ギャップイヤーを経験していない学生より良い成績を収めるとされています。

 

イスラエルで兵役後にバックパック旅行をするという流れは1970年頃から始まっています。イスラエルから国外にでる旅行者の数は年間3~4万人だが、そのうち70%は20~24歳の若者です。つまり、兵役を終えたあとの世代なのです。旅行期間の平均は約6ヶ月で、人気の旅行先はアジアや南米など。兵役後の旅は、若者の視野を広げることに一役買っています。世界に出て新たな文化に触れたり、ボランティアやインターンをしたりすることで、イスラエル人は、学生のうちから国際感覚を身につけ、将来のビジョンを明確にしている人が多いのです。

 

秘密3:失敗を歓迎する文化

イスラエルでは、兵役による最先端技術を用いた実務経験、そしてギャップイヤーで海外経験を積み、国際感覚や将来のビジョンをもった上で、大学に入学する人が多くなります。学生のうちから、高い専門性や社会への課題意識を持っているため、学生起業をする人も多いのが特徴です。イスラエルの名門テクニオン大学では、学生の30%が起業あるいは会社経営の経験があるといいます。

学生起業して、必ずしも成功するとは限りません。しかし、イスラエルには失敗を歓迎する文化があり、挑戦することが推奨されています。日本では、失敗は恥ずべき事だという風潮がありますが、イスラエルでは失敗経験はポジティブにとらえられます。ビジネスをしていく上でも、今まで何度失敗してきたかは、その人の経験挑戦を測る物差しにもなるのです。イスラエルでは、早期から技術を社会にどう活かすことができるのかを意識し、挑戦する土壌があるからこそ、イノベーションを生み出す優秀な人材の排出につながっているといえるのでしょう。

 

イスラエルの今を見に行こう!

そんなイスラエルの注目ベンチャー企業を訪問し、起業家精神にあふれるイスラエル人ビジネスパーソンと交流できるプログラムが「STARTUP QUEST in イスラエル」。人材育成だけに限らず、イスラエルのスタートアップエコシステムの秘密を探る4日間です。百聞は一見にしかず。現地の勢いを、肌で感じてみてはいかがでしょうか?

 

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