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タイガーモブは、アジア・アフリカ・南米など新興市場での海外研修を提供しています。

タイガーモブ

タイガーモブとはABOUT TIGER MOV

タイガーモブは、アジア・アフリカ・南米など新興市場での海外インターンシップ・海外研修を提供しています。世界35ヶ国約250件の受け入れ先があり、過去累計約1,600名を超える学生・若手社会人の方々を海外に送り出してきました。世界で注目を集める地域での短期間での視察研修や他国の他社でインターンシップをするような長期間の修羅場経験・他流試合を提供致します。アウェイな環境での気付き、現地でのアクションを通して、世界で闘えるイノベーション人材の育成を支援致します。

事業内容OUR SERVICE

  • CASE 1ビジネス視察

    世界から注目を集める最先端都市を視察・体験する、短期視察研修プランです。対象は若手人材から経営者まで幅広く、世界の最新事情をインプットし、肌で感じることで、事業をより柔軟な発想で、より大きなスケールで捉えて経営スピードを加速させることを目的としています。

    例:
    中国深セン・インド・イスラエルでの役員合宿等
    期間:
    2日間〜6日間
  • CASE 2新人・内定者向け海外研修

    新入社員や内定者向けに新興国市場にて営業やマーケティング、ディスカッションを行う短期若手人材育成プランです。ロイヤリティやモチベーション向上、マインドセットを目的としています。業種や業界に合わせて地域や研修内容をカスタマイズすることが可能です。

    例:
    インドでの爆速成長プログラム、ルワンダでの業務改善プロジェクト等
    期間:
    3日間~2週間
  • CASE 3 若手・中堅人材海外研修

    将来の海外展開あるいはその拡大を見据えた、内部人材の育成を目指す企業様向けのプランです。短期での修羅場・成功体験を通じて、事業の海外展開に不可欠な海外人材を育成します。新人・内定者向けプランに比べ、よりビジネスの実践的な部分にフォーカスします。

    例:
    ルワンダでのビジネスプラン策定プロジェクト等
    期間:
    3日間~2週間
  • CASE 4褒賞旅行

    「営業成績トップ」「社内改善に大きく貢献」など、活躍した社員へ褒賞としての海外旅行企画です。観光だけでなく現地企業視察やミッションを通して気づきや学びが得られるオリジナル褒賞旅行。企業の将来を担う人材創出をサポートします。ご予算に応じてアレンジします。

    例:
    教育事業をテーマにしたシンガポールでのMVP受賞者向け褒賞旅行等
    期間:
    2日間〜1週間
  • CASE 5長期海外インターンシップ

    異なる国の異なる企業での長期海外インターンシップです。アウェイな環境での気付き、アクションを通して、世界で闘えるイノベーション人材を育成します。自社の海外拠点では組織文化が似ていて越境学習にならないことから、より挑戦的な機会として選ばれています。

    例:
    カンボジアでの物流事業、ベトナムのIT事業でのインターンシップ等
    期間:
    1ヶ月~1年間

タイガーモブの強みWHY TIGER MOV?

  • 世界35カ国250件の多種多様なインターン受け入れ先

    急成長するアジア新興国を中心にアフリカや南米でのインターン先を提供しています。受け入れ先企業の規模や分野は多種多様。裁量権の大きいベンチャー企業を中心に、面白い!と判断した機会のみを提供致します。

  • 貴社だけの海外研修をアレンジ

    企業様のご都合良いスケジュールにて研修内容を作成致します。言語レベルやスキルは不問、分野やタフネス度、内容に関してもニーズに合った貴社だけの海外研修をアレンジします。

  • 海外経験者が集うコミュニティ

    これまで1,600名以上の送り出し実績をもつタイガーモブのコミュニティを通して、企業や年齢の枠を越えた情報交換やコラボレーションの機会を提供します。海外インターン経験がある大学生も多く属している為、採用活動に繋げることも可能です。

  • 海外経験豊富なメンター

    我々は、人材のインバウンド・アウトバウンドを担うことにより、価値ある繋がりと機会を提供し、激流の時代に即した人材・企業・国のグローバル化を促進します。海外経験豊富な弊社メンバーや現地パートナー企業の経営者がメンターとして、皆様の成長をサポートします。

  • 24時間・365日の危機管理サポート

    渡航する全ての皆様に、安全のため海外危機管理サポートにご加入頂いております。海外での病気や怪我に対する迅速な対応や、万が一の暴動やテロなど予測できない緊急事態に備え、国内有数の経験と実績を持つ危機管理会社より24時間・365日体制の「海外危機管理サポート」を提供しています。

タイガーモブのプログラム実施国一覧

  • <アジア> シンガポール/ベトナム/カンボジア/インドネシア/マレーシア/フィリピン/タイ/ミャンマー/ロシア/キルギス/中国/香港/台湾/インド/スリランカ/バングラデシュ
  • <中東>イスラエル/UAE
  • <アフリカ>ガーナ/モロッコ/ケニア/ルワンダ/ウガンダ/タンザニア/モザンビーク/エチオピア
  • <北米・南米>アメリカ/メキシコ/グアテマラ/パナマ
  • <オセアニア>オーストラリア/フィジー
  • <ヨーロッパ>アイルランド/ドイツ/エストニア

受け入れ先企業様の業界・分野

広告/旅行/貿易/IT/教育/人材/金融/農業/会計/法律/アート/ファッション/美容/スポーツ/ホテル/不動産/飲食/新規事業立ち上げ/拠点立ち上げ etc…

実績・インタビューCLIENTS INTERVIEW

会社の価値観に染まる前に、チャレンジングな経験を

株式会社東海理化 様

株式会社東海理化

企業派遣型 新人・内定者向け海外研修

研修内容

参加者
人事部係長高橋弘明さん、人事部担当炭吉真央さん、生産管理部担当芳賀さん、調達部担当里見さん
渡航先
ルワンダ(キガリ)
インターンシップ期間
13日間
インターンシップ内容
STARTUP AFRICA in Rwanda - 激動の大陸を駆け抜ける13日間 「アフリカの奇跡」と呼ばれるルワンダを舞台に、ビジネス視察と現地企業でのインターンシップを合わせたハイブリッド型プログラム
  • 現地スタートアップやアフリカで展開する海外スタートアップ視察
  • 日本人駐在員・起業家との交流会
  • パートナー企業の課題解決ミッション、プレゼン発表
  • 「0」から「1」を作るビジネスコンテスト
  • 帰国後のActionプランの策定等

「現場主義」でお客様に選ばれる商品作りを

カルビー株式会社 様

カルビー株式会社
海外武者修行にご参加頂いた、カルビー株式会社 マーケティング本部 流通1部 1課 山下菜穂子様(海外武者修行前はカルビー株式会社 西日本事業本部 中四国物流課 に所属)

企業派遣型 長期海外インターンシップ研修

研修内容

参加者
山下菜穂子様 
渡航先
カンボジア(プノンペン)
インターンシップ期間
1年間
インターンシップ内容
カンボジアにて1,350名のローカルスタッフと一緒に店舗づくり・事業開拓を担うインターンシップ
  • 日本食発注仕組化
  • 倉庫店舗振替仕組化
  • スイーツコーナーの立ち上げ
  • スタッフの教育

ベトナムからベトナムの市場をつくる人間に

ハウス食品グループ本社株式会社 様

ハウス食品
左から、ハウス食品グループ本社株式会社 グループ技術連携・技術開発部 大野裕子さん、ハウスフーズベトナム Business Development and Planning Division General Manager 田島祥太さん(インターンシップ当時は、ハウス食品株式会社の開発研究所に所属)

企業派遣型 長期海外インターンシップ研修

研修内容

参加者
田島祥太さん 
渡航先
ベトナム(ホーチミン市)
インターンシップ期間
3ヶ月間
インターンシップ内容
ベトナムで日本の商品を堪能できるカフェショップの立ち上げインターンシップ
  • メニュー開発(新規メニューの開発、既存メニューの改善)
  • オペレーションの仕組み化(キッチン関連のマニュアル作成)
  • ベトナム人スタッフの教育とサポート
  • 仕入れ先との調整(在庫管理、仕入れ先の選定)
  • カフェ全体の戦略考案・実施(イベントのプロモーション等)

導入企業OUR CLIENTS

  • camobile
  • house
  • kobe
  • takano
  • strobo
  • smartroom
  • アオカリゾート
  • kick
  • tokairika
  • yahoo
  • yahoo

(順不同)大手製菓メーカー、大手飲料メーカー、大手IT企業etc.

お問い合わせ

参加者の声VOICES

  • ケニアインターン経験者

    「どうやっても自分たちが異質な存在として見られる経験は初めてだった。与えられた機会に対してどうやってポジティブに対応するかということに気付く良いきっかけになった。1ヶ月は短かったが、少なくとも僕の人生にとっては変化のポイントになった」(30代・男性)

  • シンガポール褒賞旅行経験者

    「率直に危機感を感じた。日本に対しても、自分に対しても。もっともっと自身の仕事に向き合ったり、自分の仕事以上の範囲も全力でやって貢献していきたいと凄くモチベートされました。人生の中でも上位に入る最高の体験ができました。ありがとうございました。」(20代・女性)

  • ルワンダ研修参加者

    「参加者メンバーの才能が末恐ろしかった。質問の角度や事象の捉え方の視点が恐ろしいほどキレていたり、本当に多様。そして好奇心旺盛で貪欲。そんなメンバーと過ごせたことが人生にとっても、かけがえのない1週間でした。」(30代・男性)

  • 深セン視察経験者

    「非常に刺激的で楽しい五日間で現場を訪れる肌感覚とその場で欲しい情報を得られるというのはかなり充実していた。そして何より、同じ場を経験したメンバーとの繋がりはとても価値があった。彼らに学ぶことも多く、今後のことも考えると一番の財産になると思う。」(20代・男性)

会社の価値観に染まる前に、チャレンジングな経験を 株式会社東海理化 様

(左から、調達部里見さん、生産管理部芳賀さん、人事部炭吉さん、人事部係長高橋さん)

今回の海外内定者研修の実施背景を教えてください。

(高橋さん)当社人事部は、新しいことをしていこう!という風があります。しかし当社が手掛ける事業は、品質・コスト・納期がすごくシビアです。基本的にはミスをしてはいけない。失敗してはいけない。入りたての頃は右も左も分からないので、その考えを叩き込まれる。

その為挑戦するマインドを育てたいのであれば、当社においては、配属する前に行かせることが一番効果的。変に邪念が入らない。会社の中にいるだけでは人は育たないと思っています。いかに外を見て、視点を養ってもらうかどうか。世界中を駆け回っているほうが絶対意味がある。一度配属されてしまうと、その上司に調達部として、生産管理部として、行かせていいか?という確認を取らないといけない。だから配属前に行かせたかった。ここに、内定者プログラムの意味があると思っています。

傍観者から当事者へ。
入社1年目で人事として海外研修へ

(東海理化さんの内定者はアフリカのルワンダで海外研修を実施)

今回は、人事メンバーも「参加者」としてご参加頂きましたが、その立場を取ったのはなぜですか?

(炭吉さん) 人事1年目の私は、たまたまこの企画を考える会議に同席をしました。その会議に参加したことをきかっけに教育プログラムを考えるメンバーなんだから、炭吉さんも行ったらいいじゃない?という話になったんです。まさか自分が行くことになるとは、考えていませんでした。海外に興味もないし、1度も行ったことなく、本当に私行くんですか?(私じゃなくなればいいなという思いを込めて)というのも何回も確認をしました。今思えば傍観者的な感じだったかと思います。配属されて、会議もただいるだけという感じでした。英語も話せないし、人事の立場で入社して1年もたっていないのに、行っても何もできない。自分が行っても改善策や来年以降のアイデア等、出せる自信がなかったのかもしれません。

(高橋さん) でも、人事が行くことに意味はあったと思っています。人事は変われ、変われと社員にいうけど、自分たちも変われていないのに、と他の社員に思われるんじゃなくて、自分たちも変わるから、一緒に言えるような人事になりたいと、私は思います。海外インターンシップのプログラムにしても、人事の他のプログラムでもまず自分がやってみる、それでよかったらみんなやってみてという思いです。自分たちで新しくして、自分たちがやってみたものは結構自信を持って提供しているつもりです。今後も弊社の人事は、こういうのがあれば自ら参加したいと思っています。

1番変化があったのは、炭吉さんだと思いますが、参加直後の心境や渡航後の心境の変化はどうでしたでしょうか?

(炭吉さん) 周りの学生が優秀で、社会人1年目の自分への劣等感がありました。周りの子達は目的持って参加していたけど、自分は何も考えていないことを突きつけられて、ただ単に恥ずかしかったです。周りの子たちとの差をすごく感じて、最初は帰りたいなあとずっと思っていました。

ただ、途中から考えが変わり始めました。落ち込んだところで自分の英語力が上がるわけではないし、自分が聞けた情報、見た情報だけでいいから、判断しよう。与えられた場で、自分は何をやりたいのか?という目的意識を持って日々の日常を過ごすことが大事ということを実感しました。

内定者として海外研修へ。
一次情報を取りに行く大切さを痛感。

(東海理化さんの内定者はアフリカのルワンダで海外研修を実施)

それぞれの目線から見た時に、ルワンダでの海外研修にはどんな困難がありましたか?

(里見さん) ビジネスコンテストの中で課題が何か、課題を設定するために、またその課題を検証するために一次情報を自分で取りに行く必要がありました。自分はそれが苦手だということに気づきました。頭で仮説を組み立てたりは好きだけど、いざ一次情報が近くにあって、情報をもらわないといけない相手が日本人じゃない場合、少し億劫でした。過去の自分は一次情報の大切さに軽視しがちだったんだと、ビジネスコンテストで痛感しました。ただ同時に、大事なんだけど大変だなと改めて自分の弱みに向き合った瞬間でした。改善していきたいと思いました。今までは頭での分析や机上の空論で止まっていたんだと思います。

すごく良い気づきだと思います。それは、いま東海理化さんに就職してどう活きている(または今後どう活きる)と思いますか?

自分がいる調達部には、いろいろ問題があって、今手段を変えようとしているように思います。頭で仮説を組み立てるだけではなく、実際に仕事をした実体験から、「一次情報を取りに行き、解決策を考えることを実行していきたい。」と思うようになりました。

(ルワンダ人にプレゼンをしている里見さん)

(芳賀さん) 自分のビジネスコンテストのテーマは、メガネをルワンダでどう流通させるか?だったんです。自分の頭の中で考えていた情報が現地で聞き込み調査をしてみると全然違う!というシーンが何度もあり、自分の頭では考え付かない問題が一次情報を聞きにいく中で出てきたのはすごくよかったです。

自分の仕事に置き換えると、自分の部署では、「現地現物」という言葉がよく言われています。昔だったら、現場に行くことはめんどくさいと思って、わざわざ行かなくていいじゃんって思っていたかもしれない。でも実際に、アフリカで一時情報の大切さに触れて、行って現場を見てくるのは大事だなと身にしみました。加えて、どういう視点で見るかもとても大事だと思っています。

自由な発想や行動を促し、
会社を前進させていける人になりたい

(一緒に参加したメンバーとグループワークをする芳賀さん)

では、最後に皆さんにお聞きしたいと思います。東海理化さんを今後どうしていきたいですか?

(里見さん) ルワンダで体験したり、内省する機会を持ってから、自分の中のモットーは、「環境を言い訳にするのが嫌だ」ということです。今いる場所で出来ること学べることの最大値を意識して動いていきたい。いろんな人を巻き込んで動いて行ける人になりたいし、積極的に飛び込んで挑戦していきたいです。

(芳賀さん) 自分はもともと保守的な考え方を持っていました。なるべく変化が少ない状況で、ぬるま湯に浸かって生きていきたいと思っているタイプでした(笑)
ただ、ルワンダという環境で、半強制的にいつも通りじゃない環境にぶち込まれて、しかも毎日が新鮮・未知の連続で、常に変化と臨機応変さを求められる環境でした。

この変化の時代、会社は変わらなければ生き残れないとよく社長もおっしゃってくださいますが、昔の僕だったらあえて変わらなくても、この会社が続いてくれればそれでいいと思っていました。でもアフリカを経験して、スピード感をもって会社をちゃんと変化させないといけないというマインドになりました。ただ、まだ漠然と危機感を抱いているだけなので、これから業務に取り組んでいく中でしっかり言語化し、自分の役目を考える必要があります。

(左から3番目が炭吉さん。ルワンダ企業の課題解決が終わった時の写真)

(炭吉さん) 私も面倒なことに巻き込まれずに、穏やかにいきていきたいとずっと思っていたタイプです(笑) 今回のルワンダ研修を通して今までだったら興味を持たなかったこと、ただめんどくさいと思っていたことに興味を持ち始めました。会社を変えたいと強い思いを持っている人たちと話をして、自分がまだ何も考えられていない、聞くだけしかできない。そのもどかしい感じがルワンダとすごい似ていて、その状態が、気持ち悪いなと思うようになりました。一緒になって会社変えていける人になれるようにこれからも頑張っていきたいなと思います。

炭吉さん、ありがとうございます!今後の炭吉さんの更なるご活躍を祈念しております!では、最後に高橋さんの思いをお伺いしたいです。

(高橋さん) 3人の話を聞いて、自由に発想ができる環境や、行動できる環境を作ってあげることが改めて大事だなあと感じました。“チャレンジしよう“と会社は言ってるのに、本当にチャレンジできる環境か?うちの会社はそれが苦手。自分も環境を変え志の高い人たちと会えた、いい場所に行けた、いい仲間に出会えた、いい経験ができた、と今回の研修で思っています。

新人として仕事をきちんと覚えるのはもちろん大事。それをした上で、東海理化をどう変えていきたいか?というのを少しずつ考えて欲しい。この会社にいると成長できるなと思える会社、こういう会社になってほしいな、作っていきたいなと思っています。

(最終プレゼンの場で、お手伝い頂acいたコメンテーターと参加者の皆様との写真)

とてもいいですね!これからも東海理化さんの益々の発展を祈念しております。今回は、内定者研修の一環としてタイガーモブを活用頂きましてありがとうございました。

「現場主義」でお客様に選ばれる商品作りを カルビー株式会社 様

異文化の中、荒波に揉まれる経験をしてほしい

(左から順に、カルビー株式会社 人事総務本部 中村有佑様、小池美帆様、西村結様)

海外武者修行プログラム実施の背景や目的を教えてください。

カルビーでは持続的成長のための重点課題の一つとして「海外事業」をあげています。その「海外事業」の拡大を担う、次世代ビジネスリーダーの育成が海外武者修行プログラムの大目的です。

日本とは違い、海外でカルビーはまだまだ知られていません。海外展開を推し進めていくには相応のナレッジやスキル、マインドが必要であると考えており、海外インターンにて実際のビジネス、特に0を1にする体験をすることによって、カルビーの海外事業を推し進めるビジネスリーダーへと成長することを期待して当プログラムを実施しました。

プログラムの選定ポイントは、

  • 食に関わる内容であること
  • 英語でビジネスを行うこと
  • 異文化の中で仕組みの整っていないプロジェクトを遂行すること(荒波に揉まれる経験ができるか)

を重視し決定しました。

海外事業部にて即戦力となる人材へ

(インターン期間中のプライベートも充実させていた山下さん(右上)国際色豊かな仲間とダンス発表)

山下さんにお聞きします。今回、海外武者修行プログラムに応募した理由を教えてください。

海外武者修行の場を借りて原材料調達から販売までの一連の業務を身をもって体験し、現地に根付いたビジネスとはどういうものか学びたかったからです。特にまだ自分自身の経験が浅い市場動向調査や販売・在庫などの数値管理について実践を通して学び、現地特有の物流の仕組みについて知識を深めたいと考えました。

カンボジアでは、ベトナムからの輸入品が増加しているという現状があり、特に食品安全に対する意識が高まっている。それは裏を返せば高品質な日本の商品を売り込むチャンスでもあると考えました。同時に品質を保ちつつローカル市場に浸透させるにはコスト面での競争力をどうつけるかも模索したいと考えました。

また、カンボジアとの関わりと言う意味では、私は7年間日本語ボランティア活動を行って来ました。それで今回は、ビジネスという切り口から自分一人の成長だけではなく、現地スタッフが共に成長できるように一生懸命取り組み、カンボジアへ少しでも貢献したいという強い思いもあります。

この経験を通して、将来カルビー海外事業における販路拡大の方法や市場拡大に向けての体制作りに取り組み、カルビーの海外事業成長のための貢献がしたい!という思いで応募しました。

ローカルスタッフが納得する仕組みづくりを

(カンボジア語しか通じないので苦労したが一緒に働けて楽しかったスイーツスタッフ)

カンボジアでのインターンシップの主な内容を教えてください。

主に「日本食発注の仕組化」、「倉庫店舗振替仕組化」、「スイーツコーナーの立ち上げ」の3つの課題に取り組みました。これまで日本人スタッフが主導していた業務を如何にローカルスタッフのみでまわせるようになるか、オペレーションの再編・簡素化を行いました。既存の方法を知った上で問題点を抽出し、改善案を提示、実践してみては現場の声をもとに改善するということを何度か繰り返しました。フォーマットを1から作ったり、新たなスキームを作ったり、必要あれば店頭に立ったりと、ローカル社員だけでミスなく発注・振替が継続されるよう徹底的に現場主義に立ち返りながら課題に取り組みました。

インターンシップで一番大変だったことは何ですか?

発注のフォーマット作りや、倉庫の振替業務です。発注業務者一人ひとりのレベル感を見ながら調整することが大変でした。各スタッフに随時確認作業をしながらどういう形であれば最も効果的・効率的なオペレーションを生み出せるのか試行錯誤しました。最初はなかなか自分の存在価値が見出せず、「何のためにここにいるんだろう、日本に帰りたい」と苦悩していた時期もあります。特に最初の半年間は自分の無力さを感じ、インターン先にも派遣元のカルビーにも役に立てていないのではないかと悩みました。日本人であれば当たり前に感じることが現地スタッフに教えようとするとうまくいかない。そういうことの繰り返しで頭を抱えていました。

ただ、やっていくうちに周囲の人間を理解し良好な関係が築かれてきて彼らを巻き込むことが出来るようになりました。そうするともっともっと改善したいという気持ちが沸き上がり最終的には全て課題を終えることが出来ました。今思うと最初はそれぞれ別の業務と捉えていましたが、やがて全体を俯瞰することで業務の繋がりが見えてきて、そこから後半はよりエンジンがかかりました。また、もともとカルビーの物流でやっていたことや考え方がインターン先でも役立ったと思います。

研修を終えて

① 0→1の経験と徹底的な現場主義が学べた

インターンシップ後、価値観や考え方の変化があれば教えてください。

働き方と考え方の面で大きな変化がありました。インターンシップ前はデスク上での業務が多く、電話とPCで成り立っていましたが、カンボジアでは上がってくるデータの信憑性を実践の場で確かめ、より良い効果検証を行うため、とにかく現場を見に行きました。そうすることによって、徹底的な“現場主義”が身につきました。

また、仕組みを1から作るということも今まで経験したことがなかったのですが、周りを巻き込んでいくプロセスはとても楽しく、仕事の捉え方、取り組み方が大きく変わりました。

② 現場主義でお客様に選ばれる商品作りをしていきたい

帰国後はどのようなお仕事に携わられているのですか?

現在は、本社マーケティング部に配属を頂いて、商品企画を担当しています。主にコンビニで販売する商品の企画をしています。今はまだ配属されて間もないため、把握出来ていないことも多いですが、今までは商品が出来た後のプロセスに携わっていたので、商品作りという前行程に携われることにとてもわくわくしています。カンボジアでの経験を活かして、現場主義で作っていきたいです。お客様の行動を現場で見ながら商品を企画して、皆さんがあっと驚き、喜んで頂けるような新商品作りをしたいと考えています。

山下さん、ありがとうございました!
1年間のカンボジア武者修行インターンのご経験を糧に新たな部署でのご活躍を期待しています!

ベトナムからベトナムの市場をつくる人間にハウス食品グループ本社株式会社 様

食の分野で、異文化の国・企業での挑戦機会をつくりたい

海外インターンシップ実施の背景を教えてください。

(大野さん)以前より、私共の研究所は海外研修を実施しており、今までは中国とアメリカで実施をしてきました。

実施の目的は、

  • 海外の人たちに触れる機会をもつこと
  • 言葉や環境も含め、己が海外でやっていけるか、身をもって体験して腹落ちすること
  • 開発者としての視野を広げること

これまでアメリカでやってきた海外研修を東南アジアに変更しようと思ったきっかけは、語学研修だけではなく、実際の仕事の現場に入らないと、帰国後、実務である開発業務に生かしにくいと思ったからです。

別の企業にインターンシップへ行くとなった時にアメリカですと、弊社グループ会社も進出しており、企業秘密等の事情でなかなか食品業界に近寄れないんですね。このため、食品関連の業界に拘るのであれば、コミュニケーションの中で英語を使う機会も多いだろうと、東南アジアに思い切って今回からシフトしました。前年は、ニューヨークでの研修だったので、大幅に内容を変えました(笑)おかげさまで、当初の「食品関連のインターンシップを実施したい」という思いを実現することが出来ました。

自社のベトナム拠点ではなく、別の企業をインターンシップ先として選んだのはなぜですか?

(大野さん)自社拠点での勉強も選択肢としてはありなのですが、同じグループ内に行くよりは外に出たほうが知見も広がるのではと考え、敢えて他社でインターンシップをさせていただくという形をとりました。どうしても若手が自社の海外拠点に行くと経験値の違いもあってやれることは限られてきます。それであればいっそ、異なる国の異なる企業という完全な異文化環境に身をおいた方が本人にとっていい経験になるだろうと考えました。

そしてせっかくの機会ですので裁量権を持たせてくれる、チャレンジも失敗も出来る場を提供することを意識しました。

現地の人と同じ目線で商品を創り上げたい

田島さんにお聞きします。
田島さんはなぜこの海外インターンシップ研修に手をあげたのですか?

(田島さん) 海外工場の製造ライン立ち上げ業務を担当しており、直近では関連会社のインドネシアにある工場の業務を担当していました。今回の海外研修に参加しようと思った理由は2つあります。1つは海外での仕事や生活が純粋に楽しかったということ。2つ目は海外工場で現地のスタッフの方に仕事を教えるという機会が多々あったのですが、日本側の考えを一方的に伝えるというのは出来ても、現地の人たちが実際にどう考えているのか、彼らの意見を汲みあげるということがなかなかうまく出来ていませんでした。出張期間が限られているということもありますし、日本人駐在員とのコミュニケーションもしっかりとる必要があるので、これらを優先してしまい、現地の皆さんとは、深い繋がりは構築できていませんでした。それが、自分の中で課題だと感じていました。

そんな時に企画して頂いたのが、この海外研修で「この研修に参加すれば、自分のやりたいことと今まで課題と感じていたことが同時に達成・克服できる可能性があり、チャレンジできる!」と思い、申し込みを決意しました。元々、仕事で携わっている地域である東南アジア!食品業界!そして現地の方と深く関わることが出来る!と全てがマッチしており、自分自身の成長に向けてのメリットを強く感じました。

海外インターンシップに期待していたことは何ですか?

現地の人たちと接する時間を大切にしたいと思っていました。今までは時間的制約や自分のスキル不足で、どうしてもこちらからの一方的なコミュニケーションしか取れてこなかったと感じていたので、現地の人と同じ立場・目線になって商品やサービスを創り上げたいという想いがありました。

実際、インターンシップ先では、生活の全てにおいて現地に入り込むことができたので、目的を達成することができたと思います。私たちのような食品を開発する立場で、現地の料理を現地の方と一緒に食べることができた経験は大きな財産です。

メニュー開発や店舗経営のインターンシップ

徹底的に向き合うことで、お互いの「基準」を変えていく

ベトナムインターンシップの内容を簡単に教えてください。

(田島さん)日本のベンチャー企業が経営する、日本文化を発信するカフェで、メニューの開発や店舗運営のマネージメント、イベントのプロモーションを主にしていました。インターン先企業にはベトナム人と日本人どちらも働いていましたが、ベトナム人マネージャーが店舗全体の運営を仕切り、私はキッチンを仕切る役割を担っていました。

仕事の中で、一番大切にしていたことは衛生面です。マニュアルなどでは、文化や価値観の違いもあり、意図を伝えきれないことも多いです。このため、まずは掃除とは何ぞやというのを自らの行動で伝えました。これにより、現地の方が率先して動き、ベトナムの飲食店では考えられないほど衛生的な環境を維持できるまでになりました。彼らの基準が変化したことを嬉しく思いました。

自分が作った物が、目の前で売れるという喜び

インターンシップでやりがいを感じたことを教えてください。

(田島さん)自分が作った製品が目の前で売れるという感動です。日本にいた時の職場では、国内外の製品(カレールウ)の開発に関わっていましたが、事業規模も大きいので、ここ最近では現場で「製品が売れる」という感覚が薄くなってきていました。そのような心境で、ベトナムに行って、自分で商品を企画して、材料をすべて集めて、仲間と一緒に作って、販売するところまで経験すると、利益が例え1万円であっても嬉しいなと純粋に思いました。その感動は忘れられないですね。

インターンシップ後、価値観や考え方の変化があれば教えてください。

(田島さん)製品に対する想いが明らかに変わりました。以前は自分の仕事が製品を作る一部分でしかなかったですが、ベトナムでは最初から最後まで自身で担当していたので、製品一つ一つに対する想いの深さ・重みががらりと変わりました。

研修を終えて

① 人生の契機になるような、長期的な効果が得られた

(大野さん)正直、この研修では即物的な指標の達成は求めていません。まだ、彼の変化についてレビューできるほど時間も経っていませんし…。でも、そこがこの研修の良いところだと思っています。この研修が終わったから何ができるようになりました!というものではなく、その3年後、5年後、10年後に、この研修に行ったことによって蓄積した何かがその人の仕事や人生にスパイスを添える、他の人が思いつかないようなことを思いつく等、そういう風に生きてくると良いなと思ってます。あまり短期的な結果は求めていないです。あれが契機で自分の人生が変わったなあというのは、後から考えるものでその時は気づかないと思うんですよね。

② ベトナムのことを会社の中で1番知っている人間になれた

(大野さん)ただ、ハウス食品の開発研究所の中でベトナムのことを一番知っている人になってきてほしいと言ったことは叶えてくれたかなと思っており、とても嬉しく、誇らしく思っています。彼のような経験をした人が現地で企画に携わるということで、ハウス食品グループが今までにしてきた取組みに、全く違う文脈が加わることになり、ますます幅が広がると考えています。現地のコミュニティとも繋がりがある田島さんがベトナムに駐在するというのは非常に意義があることだと考えています。

この研修に短期的な結果は求めていないと言いましたが、こうやって思い返すと田島さんはたしかに行く前より成長していますね。改めてタイガーモブさんでのインターンシップを選んで良かったです。

③ インターン帰国1ヶ月後にベトナム赴任確定へ

(田島さん)ベトナムから帰ってきて、すぐのタイミングで、異動の辞令をもらいました。ベトナムでやってこられたという自信もありますし、友人もいるので、ベトナムへ行くということに対しての驚きや不安は無かったのですが、まさかこのタイミングで、という点では驚きました。一番驚いていたのは、現地の友人で、当分会うのも難しいねと言ったばかりなのに、こんなにすぐ戻ってくるとは・・。連絡する時もちょっと一呼吸置きましたね。インターン先と今の職場が近いので、彼らとは今でも仲良くさせて頂いています。

現在は製品の企画を担当しており、製品コンセプトの立案から製品開発・生産まで、一連の業務に携わっています。日本でやっていた頃と比べると間違いなく業務の幅は広がっています。

今後は、今までの経験を生かし、ベトナム発のアイデアでベトナムの新しい市場を作っていきたいと思います。

大野さん、田島さん、ありがとうございました。