ベトナムの警察事情

こんにちは、ベトナムの日本人向けビジネスホテルでインターンをしている梶山です。

 

早いものでベトナムで1ヶ月。

休みの日にはホーチミン市を散策していたのでバイクと車でいっぱいの道路を横断するのもだんだん慣れてきました。

油断禁物、事故にも貴重品にも気を付けてこれからもホーチミン散策を楽しみたいと思います！

 

そんな危険（？）なホーチミン。

お巡りさんちゃんと業務を遂行しているか気になりますね。

ということで今回はベトナムの警察事情をレポートしようと思います。

 

 

 

1．お巡りさんの職務事情

ベトナムではお巡りさんの業務が公安と交通の2つに分かれています。

これからどのような仕事をしているのかちょっと詳しく説明します。

 

 

①公安

公安のお巡りさんは犯罪を取り締まり、泥棒から市民を守ります。

緑色の服を着ているのが特徴です。

要所の入り口の駐在所のようなところで待機している姿をよく見かけます。

手には拳銃やライフルを抱えていることもあり少し怖いです。

 

↑要所の前で警備！

 

 

②交通

交通のお巡りさんは交通違反を取り締まり、事故から市民を守ります。

ベージュ（黄色）の服を着ているのが特徴です。

バイクや車の多い箇所に立ちスピード違反を取り締まっている姿をよく見かけます。

手には交通整理の棒を持っています。

 

↑道路の真ん中で交通整備！

 

ちなみに交通のお巡りさんに写真の許可をとろうとしたら断られてしまったので、隠し撮りです。

公安のお巡りさんは怖くて話しかけられませんでした…

職務上、写真撮影はあまり良くないのかもしれないですね。

 

 

 

2．お巡りさんのフトコロ事情

ベトナムでは公私の間の収入の差が大きく

公務員の給料は安く、一般企業（特に外資系）の給料は高い傾向があります。

そのため、同じ職種で同じポジションでも、公務員の収入は一般企業の3分の1から10分の1ほど。

 

公務員であるお巡りさんの給料は月に3万円くらい。

ベトナムの平均月給は2万円とちょっとなので、平均を若干上回る程度。

高給取りではないですね。

ですから、いちゃもんをつけて袖の下を要求することもしばしば。

クリスマス前やお正月前などお金が必要な時期は特に注意が必要です。

 

ちなみにそのワイロは、独り占めするのではなく、全部あつめて山分けしているそうです。

社会主義的でなんだかおもしろいですね。

 

3．まとめ

国民の生活を守るお巡りさんの収入はそこまで高くなく、副収入で富を得ているという矛盾が面白かったです。

 

しかしながら、軽犯罪が多く交通事故が多いベトナム。お巡りさんの力が必要です。

今後、国がより豊かになり、お巡りさんの配分が多くなれば、仕事に対するモチベーションも上がるかもしれません。

 

うるさくてにぎやかで活力ある街ホーチミン。より安全で豊かな町を目指し、まだまだ盛り上げていかなければならないなと感じました。

 

 

 

参考：

http://www.tradingeconomics.com/vietnam/wages

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39387

http://www.vietnamonline.com/az/average-salary.html

みほ＠べトナム

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