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ケニアでのインターン体験談:反省と学びと

ちゃま
  • 2017/09/25 00:00
  • ケニア
  • インターン後

こんにちは!!

私はこの夏、アフリカ・ケニアのIT学校で1ヶ月間のインターンを経験しました!

未知の国での初めての単独インターン。得難い経験に感謝し、学んだことや反省点を織り込みつつ、体験したこと思ったことを綴ります。

 

刺激的な環境で!新たな挑戦と挫折を求めて。

ーインターンシップの目的、挑戦した理由ー

なぜケニアなのか。なぜインターンなのか。

日本の大学に通い、流されるまま就職活動に臨み、気がついたら半年後に卒業が迫っている。そんなタイミングで私はこのインターンへの挑戦を決めました。

学生生活としてはサークル活動にアルバイト、アメリカへの留学も経験し、特に不満はありませんでした。入学前と比べると圧倒的に活動範囲が広がり、多様な価値観に触れ、自身の視野も広がって成長した、そう思っていました。それでも、です。自分自身に対する漠然とした不安や自信の無さが常にありました。そんな漠然とした現実を打破したい、もっと自分自身で理想の自分をデザインしていけるような推進力を身につけたい、と思いインターン参加を決めました。

どうせ挑戦するのなら、周りの環境も自分の行動も思いっきり変えた方がいいと考え、これまで足を運ぶ機会のなかった途上国に行ってみたい、とまず思いました。初めはアジア圏で検討していたのですが、アジア諸国の情報は近年たくさん有り、私の性格上、誰かのコピーで終わってしまうことを危惧しました。その時たまたま見つけたのがこのケニアのインターンシップでした。

ではなぜ旅行でも留学でもなくインターンを選んだのか、それは明確なタスクがあると考えたからです。自分に足りない推進力を身につけるためには明確な目標を設定し、その達成如何にフォーカスするべき環境が必要だと思いました。

 

 

今日は何をしようか。。。

 

ーインターンシップで実施したこと、実績ー

今回のインターンの課題はIT学校の経営改善、特に学生数を増やすことでした。

事前にそのお話は伺っていたので、現地では学校の宣伝をしたらいいのかな、という考えで臨みました。

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主に実施したこと

①現状把握

いざ現地に着いてみると、予想以上に分からないことが多すぎました。学校には先生と生徒しかいないので、彼らがいつも通りに授業を行っている中で、何をしたらいいのか。初めの数日間は手の空いている人を捕まえてはケニアの教育事情であったり、学校の運営方針であったりを聞いてまわりました。

 

②分析

何人かから話を聞いていくうちに、一言で「生徒数が少ない」と言っていた課題の背景が見えてきました。ケニアの教育制度上時期によって新規入学者数にばらつきがあること、生徒の選択コースに片寄があること、などです。

 

③目標設定

そこで改めて目標の設定し直しを行いました。

年間を通じて校内の生徒数を増やすこと、を大枠の目標としたうえでいくつか施策を考えました。

すでに学んでいる生徒に対しては、どうしたら継続して上位レベルのコースに進んでもらえるか。その他の周辺住民にはどうしたら学校の存在を知ってもらえるか。前者に対してはIT分野でのキャリアモデルを示し、後者には広く宣伝を行う、といった内容です。

 

③宣伝

具体的な実績としては宣伝手段の確立です。

新聞配達を利用して広く地域中にビラを配ってもらえるようにコネクションを確立しました。学校が位置する町周辺の住民だけでなく、パソコンやインターネットに触れたことのない村の住民にも届く方法だと考えたからです。実際に地方から出てきて通っている生徒もいたので、需要はあると考えました。ただ、行政上のルールで時間がかかるようなので実際の運用までは見届けることができませんでした。

その他には、SNSの更新による宣伝やPR用の動画の作成とアップロードです。友人づてで学校のことを知った生徒が多かったので、知り合いとつながるSNSであれば新たな生徒を獲得できるのでは、と考えたからです。また、モデルを示すと言う点でも先生や校長のインタビューを入れることは意味があると考えました。実際更新してみると、短期間で倍以上閲覧者数が伸びたので、定期的な更新が有効であることが分かりました。

 

④現地の人との共有

加えて、継続的に意識したのは校内のケニア人、主に先生との意見交換です。

みな学ぶことに意欲的な人だったので、IT関係に限らず日本の話をたくさん聞きたがりました。日本でのITの活用方法であったり、フリーランスという働き方であったりを共有したりもしました。同時に、私一人ではどう動いていいか分からないことも多かったので、一緒に考え行動してくれたり、知恵を授けてくれた人には助けられました。【気づいたこと:自分ひとりでやるには限界があるってことですね。

また、長期的な意見交換の場となることを願って教室内に意見箱を設置しました。定期的に生徒や先生から無記名でポジティブ・ネガティブ双方の意見を吸い上げ、今後の経営に生かすことが出来れば、との考えですが、見届けられないことが残念です。

 

ここまでは実践したことを忠実に述べてきましたが、全体的には反省しきりの日々でした。

 

《反省その1:準備不足》

一番初めに痛感したのは準備不足です。ケニアについての調査はもちろん、学校関係者とのやり取りやIT関連の学習などです。やり方や優先順位のつけ方にはよりますが、今回のことに限らず、事前準備のやり過ぎ、ということは基本的にないのではないか、と感じました。【学んだこと:準備をし過ぎるということはない】

 

それでも初めの一週間ほどは少しでも多く現状を理解しなければならない、という目標があったのでまだなんとか頑張れました。しかし、その段階がひと段落すると途端に、次に何をすべきかが分からなくなりました。このタイミングで上記の目標設定のし直しをしてはいたのですが、具体性に欠けていたことと、現地の関係者と上手く意思疎通を図れなかったことで、今日は何をしようか、と悩まされる日々が続きました。そんな上手くいかない状況に自己嫌悪に陥り、余計に何をしたらいいか分からなくなる、という悪循環でした。その後、細々とした施策は行いつつも、結論を言うと、根本的な改善には至らず、日々が過ぎるのを待って最後は逃げるように帰国しました。

 

 

◆目的達成ほど遠し....

ーインターンシップの目的は達成されたかー

 今回のインターン挑戦にあたっての私自身の目的は、推進力・目標達成力を高めることでした。

上記反省点だけを見てもわかるように、正直この目的はほとんど達成されませんでした。

 

《反省その2:目標設定の甘さ》

理由の一つは間違いなく、目標設定の甘さでしょう。事前から気づいてはいたものの、現地でいざアクションを起こそう、という段階になっても満足のいく目標を設定することが出来ませんでした。具体的な数値であったり期間などの情報が盛り込まれていないので、方向性は定まっているものの、スピーディに行動することが出来ませんでした。ぐずぐず考えるよりもとにかくやってみる、という姿勢を目指していたのですが、失敗でした。

 

《反省その3:意見交換不足》

加えて、学校関係者との意思疎通が不足していたかな、と反省しています。

初期の段階で、私自身が目指している方向性や学校としての方針、任せられる権限範囲だったりをきちんと共有しておくことでよりスムーズに行動に移せたのではないかと思います。文化も異なる中で、相手の都合を伺ってばかりいてはやりたいことを推進していくことも難しいことが分かりました。【学んだこと:やりたいことを推進するには優等生でいてはダメ】ってことです。

 

この課題は今後への持越しとなりそうです。

それでも強いて言うならば、自分でゼロから考え計画して行動する、ということのイメージはつきました。

 

 

ひたすら自分と向き合う日々

ーインターンシップで得たこと、価値観の変化ー

インターン期間中、普段東京で忙しく過ごしている日々とは異なり、自分自身と向き合う機会が多くありました。

そのおかげで、自分の悪いところに気づいたり、あるいはこれまで誤魔化してきたそれらのことにわずかながら向き合うことができた気がします。

 

【気づいたこと:言い訳ばかりしてきた自分】

言い訳を考えることが癖になってしまっていた自分に気づきました

目的を掲げてインターン参加を決めたのは良かったものの、たとえば目標設定を掘り下げることが出来なかったのも「だって実際行ってみないと分からないから」「もう少し人に聞いてみたいから」などといった考えが自分の中にあったからだと思います。そして実際に行動が求められる場面では、「失敗したくない」「周囲に失望されたくない」という意識が働いて、半分無意識に言い訳を考えてから行動していたようです。つまり、言い訳をすることと、言い訳をしている事実を誤魔化すことが癖になっていたんですね。それが挑戦する範囲を限定し、挫折感を味わうような失敗や充実感および達成感を遠ざけていた気がします。

 

【学んだこと:パッションの大切さ】

関わった人々から学んだことのひとつはパッション、情熱の大切さです。

受け入れ先の人であったり、ホテルや空港の従業員であったり、生きるために目の前の出来ることに取組みながらも、やりたいことを抱え語ってくれる人に出会いました。言葉にするとありきたりですが、その重要性やパワーを改めて実感した気がします。

 

【言い訳をしない→責任をもつ→多くのことはできない/人を巻き込む→パッションが大切】

自分の行いに言い訳をしない、ということはすなわち責任を持つことであり、自己の責任下では多くのことはできないし、大きなことをやろうとするには人を巻き込むことも必要になってくる。人を巻き込むにしても、責任を持つにしてもその根底に必要となってくるのは結局のところパッションなのかな、という考えに今、書きながら至りました。

 

【学んだこと:学びは一生続くもの】

もうひとつ印象的だったのが謙虚に学び続ける姿勢、learningに対する意識です。学ぶことは人生を豊かにするし、一生続くものだよ、といった表現を聞いたときに、だから人に対しても聞かれれば素直に何でも教えてあげるし、無駄にあくせくして学ぶことを目的にすることはないんだな、と思いました。

 

また、日本と全く違う環境に身を置いたことで、価値観の変化というか、自分の譲れない価値観が少しだけ明確になった気がします。

 

◆遠い国、ケニアと日本

ー楽しかったこと・辛かったことー

ここまで個人的、内面的なことばかり書いてきてしまったので、ここではケニアという国の紹介も交えていきたいと思います!member_blog_1534_59d23bea9f0fd.JPG

滞在中にケニアの観光の代名詞、サファリに行きました!フラミンゴで有名なNakuru National Parkと国内最大のMasaai Mara National Parkに連れて行っていただき、キリン、シマウマ、ゾウ、サイ、ライオン、チーター、豹、ハイエナ、カバ、バッファロー、ワイルドビーストなど多くを見ることが出来ました。

ロッジでの滞在も含めて、ケニア人の家にお邪魔させていただいたのも良い経験でした。電気があったりなかったり、水が出たり出なかったり、日本での生活の便利さを体感するとともに、チャイやウガリなどの料理を一緒に作って食べ、テレビを見ながら互いの文化について質問しあったり、スワヒリ語を教わったり、子供たちとジェスチャーで会話したり、、、ケニア人の日常に触れることが出来ました。

一方で悲しかったこと、考えさせられたことも多くありました。

一つはアフリカにおける日本のプレゼンスの低さです。中国企業が大々的に道路を建設したり製品を輸出したりしているのに対し、日本について知っている人の少ないこと。外に出ると、日本製の車やバイク、トラックが多く走っている一方で、日本がアジアの島国だと知らない人がいるのは衝撃でした。グローバル化とはいえ、日本とアフリカ諸国はまだまだ遠い国どうしに感じられました。

ケニアを語る上で政治や雇用の問題も欠かせません。賄賂が当たり前の社会で、失業率が高く、大学を卒業しても職につけない。だから教育に対する期待もどんどん下がっていく、という悪循環。中でも悲しかったのが、親が子どもの将来に希望を見出せない、と言う状況です。何にでも興味を持って無邪気に遊んでいる子どもたちを前に、子どもたちが大きくなったらどうなるのかと暗い顔をしながらも、誰も責められない、と必死で言う親。子どもたちの笑顔を守れない社会は悲しいものだと思いました。でも、まだ子どもたちが笑えている状況に期待を寄せたいと思います。member_blog_1534_59d23ea921545.JPG

最後に欠かせないのが経済発展。

経済発展を目指しているからこそ、外国人の存在には敏感です。私たちアジア人も"white people"と表現されることに驚きました。ちょっと悲しいエピソードとしては、仲良くなった友人がいたのですが、彼女は私と出掛ける際に現金をほとんど持ち歩きません。それでも平気でお店に入ろうと言うのです。支払いの時になって、私が払うのが当然、という態度をとります。はじめは奢り合うのがケニアの文化なのかと思い、他のケニア人に聞いてみたところ、それが常ではないことが分かりました。色々案内してくれたりしたのですが、町に住んで大学にも通っている彼女が金銭面ではそのような態度をとることに正直ショックでした。ケニア人は外国人の受け入れに関してはとても寛容ですが、その先に経済的支援や仕事の斡旋を見ている人がほとんどで、初めて目の当たりにする世界でした。先進国では移民の流入による文化衝突が話題になったりするけれども、40以上の部族が混じりあって生活しているケニアを見て感じたのは、文化的背景の差異よりも、経済格差や生活レベルの差異の方が多様な人々が共存する社会での課題ではないか、ということです。【感じたこと:文化の違いよりも経済レベルの違い】

 

◆新たな挑戦のはじまり

ー今後にどう生かすかー

まずは、今回の失敗や学びを無かったことにしないということが自分の成長にとっての第一歩になる気がしています。

現時点で消化しきれていないことも多いので、時間をかけて向き合うべきことはまだまだたくさんありますが、ブログ投稿というかたちで文章にしていなかったら、上手くいかなかった経験、という括りで無かったことにしかねない自分に気づいてしまったので。

 

また、今回の課題であった推進力、目標達成力の向上に関しては、目標設定の仕方と合わせていまいちど小さなことから意識して取り組んでいこうと思います。設定、行動、振り返りのサイクルを小さくてもいいので数多く繰り返し、言い訳しないことと合わせて癖付けていきたいと思います。

 

今回の経験を糧に、ここからが新たな始まり、という心持ちです!

 

 

◆どんな経験も全くの無駄にはならない

ーこれから挑戦する方へー

どんなに些細で見栄えのしない経験であったとしても、無駄なものはないと思います。

だから、気軽に挑戦しちゃっていいんだと思います。

ただ、その経験の密度は自分のモチベーションであったり行動力など多くの要素に左右されるのだと思います。

私自身、今回のインターンは満足いくほど密度の高い結果とはなりませんでした。ここまで述べてきた通りです。でも、これからの活用次第ではいくらでも価値を高めることができる気がしています。

 

 

せっかくの機会を最大限活用することができなかったこと、申し訳なく思うと同時に、このような経験、成長の機会を得たことに感謝です!!!

 

ちゃま

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